私が小学校の体育の授業で最も嫌いだったもの。それは、鉄棒の授業でした。
1人1人名前を呼ばれて逆上がりのテストをするのですが、どうしてもできなくてとても恥ずかしい思いをしたからです…。
逆上がりをできないのは珍しいことではないらしく、逆上がり練習用の坂のようなものが置いてあったほどでしたが、徐々にできるようになる子が増えていくと、なんともいえない焦燥感に襲われたものでした。
そんな私がようやく逆上がりをできるようになったのは、小学6年生の時でした。
そのとき子供ながらに、今までの自分に何が足りていなかったのかに気が付きました。
その「足りていなかったもの」さえ身につければ、誰でも逆上がりはできるようになります。今回はそれをお伝えしたいと思います!
Table of Contents
・どうして逆上がりができないのか
逆上がりというのは、地面を蹴る力を利用して、自分の体を引き上げ一回転する技です。
ここで重要なのは2つ。
地面を蹴る力と、自分の体を引き上げる力です。
地面を蹴るというのは比較的簡単です。これはざっくりしてしまいますが、とにかく「思い切り蹴って!」というアドバイスになってしまうと思います。
それよりも大事なのが、自分の体を入れ引き上げる力です。
逆上がりをできない人を見たことがある方ならわかると思うのですが、できない人は自分の体を持ち上げる際に、腕が伸びきってしまっていませんか?
鉄棒に自分の体を近づけること。これが必要になってきます。
その2つができていないのが、逆上がりができない人の特徴だと思います。
・逆上がりに必要な力は何か
先ほどのお話と総合して考えると、逆上がりに最も大切なものは、「自分の体を支えることのできる程度の筋肉量」です。
私は小学4年生あたりまで、身長も小さく筋肉も全然ついていない子供でした。逆上がりは力技ではないですが、最低限の筋肉がないとできない技です。そのため、それがない私にはとても難しいものでした。
小学5年生あたりから身長が伸び食欲が増え、同時に今までよりは筋肉もつき始めました。
その後に逆上がりができるようになったので、これは筋肉量が関係しているのかな、と私は考えました。
具体的にどの筋肉が必要かというと、腹筋・背筋・腕力の3つです。
私は腹筋や背筋は平均程度にはあったので、明らかに足りていないのは腕力でした。自分の体が腕の筋力量に対して重すぎて、鉄棒にうまく近づけることができていなかったのです。
よく「体重が重い人は逆上がりができない」と思っている人がいますが、そうではありません。
体重に対しての筋肉量が少なすぎる人が逆上がりをすることができないのです。
そのため、この筋肉を鍛える必要がありますが、具体的にどうすれば良いのでしょうか。
・逆上がりに必要な力を身につけるには
筋肉をつけるには、筋トレが必要です。
腹筋・背筋を鍛えるには、一般的なやり方が向いています。例えば腹筋ならば、膝を立ててから上半身は倒し、何度もその膝の方向に向かうというやり方です。
10回でワンセットとし、休みながら3セットあたりまでできたら素晴らしいです。
さて、腕力を鍛えるためにはどうしたら良いのか。
まずは腕立てふせです。腹筋や背筋と同じく10回をワンセットとしましょう。
腕立てふせというのは、自分の体重を腕だけで支える筋トレですので、逆上がりのときに使う力ととても似ているのです。
できない場合は最初は膝を受けるなど、無理のない範囲で行いましょう。
あとは鉄棒を握って、あごと鉄棒が同じ高さのところで自分の体重を10秒キープできるようにしましょう。
これらをこなせるようになることが、逆上がり達成への近道です!
・まとめ
-
逆上がりができないのは、蹴る力が足りない・自分の体重を支えることができないの2点が原因。
-
その改善のために必要なのは、腹筋・背筋・腕力などといった筋肉。
-
腕立てふせや、鉄棒を握ってのポーズをキープなどをすることによって、逆上がりに必要な筋肉を身につけることができ、近道になる。
多くの人ができいることを自分ができないのは焦燥感に繋がります。筋トレというのも、効果がすぐに出るわけではないので、遠回りに感じるかもしれません。
しかし、これらの努力を重ねることによって、間違いなく「逆上がりを成功しやすい体」作りをすることができます!
やみくもに練習しても、手が疲れてしまうだけです。
まずは体を鍛えることから、焦らずに始めていきましょう!