秋の味覚に欠かせないものとは何でしょうか?
きのこやくり、芋など沢山あると思いますが、私は断然「さんま」です!あのよく脂の乗った味わいは、秋ならではのものですよね。
お値段もリーズナブルなのも嬉しいポイントです。
さてそんなさんまですが、スーパーで売っている時には頭が切られているものと切られていないものと2種類が販売されています。
ついつい安いからと買いすぎてしまうこともあるため、どちらの方がどれくらい日持ちするのってすごく気になる点だと思います。
本格的にさんまが美味しくなってきた今、保存の方法も含めてお伝えします!
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さんまを常温で保存する場合
あまり一般的ではありませんが、一応さんまは常温で保存することができます。冷蔵庫がどうしてもいっぱいで入るスペースがない!という場合は是非試してみてください。
前提として、常温で保存する場合には頭がついており、内臓なども全て取り除いていない、丸ごと1匹の状態である必要があります。加えて翌日には食べなければいけないので、あくまでも「冷蔵庫が使えない場合」と考えておいてください。
まず発泡スチロールなどの中に、水と塩を入れ、濃度が海水と同じくらいになるようにします。その中に氷を入れてよく水を冷やしたら、さんまも入れます。
手順はこれだけなので、お手軽にすることができますね。
さんまを冷蔵庫で保管する場合
私が最も実践しているのがこちらです。夕ご飯の材料としてさんまを買った後に家族が「ごめん今日はご飯食べてくる!」なんて連絡してきたときに大活躍です。
さて、冷蔵庫で保管するには、常温で保存する場合と大きく異なる点が1つあります。
それは、内臓を取り除くということです。内臓および血液は生魚の鮮度を落としてしまう原因になります。頭も切り落とすのがより良いとされています。頭部には多くの血液が含まれているため、これを残していると上手く血抜きができないからです。
内臓と頭を取り除きよく水で洗い流したら、キッチンペーパーなどで水気を取ります。
そのあとさんまをラップでくるむか、密閉できるジップロックのような袋に入れて、冷蔵庫のチルド室に入れましょう。よく台所に立つ方には常識かもしれませんが、凍らせたくないけれど鮮度を保ちたい場合、チルド室が最適なのです。
常温よりは持ちますが、やはり生魚ということもあるため、2〜3日で食べきることをおすすめします。
さんまを冷凍庫で保存する場合
だいたいは冷蔵庫で保存する場合と同じです。内臓と頭を取り除き、血抜きをしっかりと行い、そのあと水分を拭き取ります。ここまでは冷蔵保存と同じです。
次に、さんまを1匹1匹ラップで包みます。そしてそれらを金属トレイの上に重ならないように注意しながら並べます。アルミや銅製のものだと急速冷凍の効果を果たしてくれ、美味しさを閉じこめてくれます。
さんまが凍ったら、冷凍保存用のフリーザーパックに入れ、中の空気を抜いてから冷凍庫に保管します。これで2週間〜1ヶ月保存することができますが、なるべく早く食べるようにしてくださいね。
また、さんまを冷凍保存できる時期は、旬の9、10月のみになります。それ以外の時期のものは、一度冷凍されてから解凍されたものが多いので、自宅で冷凍すると二度冷凍したことになってしまい、味がガクンと落ちてしまうのです。
解凍するには、使う5時間前に冷凍庫から出し、タオルにくるんで冷蔵庫に保管するのが最も味を保つことができます。私はタオルではなくキッチンペーパーを使うことも多いです。
時間がない場合は流水などでも解凍することが可能ですが、食感が変わってしまうということもあるため、是非冷蔵庫で解凍することをおすすめします。
さんまの保存法まとめ
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常温保存は、冷蔵庫がどうしても使えないとき用のものだと考えるようにする。この際は頭と内臓はそのままにし、翌日には食べるようにする。
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冷蔵保存は、頭と内臓を取り除いて血抜きをし、水分を取ったらチルド室で保管する。2〜3日で食べきるのがベスト。
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冷凍保存は、水分を取るまでは冷蔵保存と同じ作業を行い、金属トレイの上で凍らせたら冷凍庫にて保管する。2週間〜1ヶ月は保つ。
したがって、冷蔵・冷凍保存するならば、頭を切り落とした方が鮮度を保つことができるとわかりました。
今年はここ何年かに比べて、さんまの漁獲量が増加したようです。安く美味しく食べられるこの季節、上手に保存して存分にさんまを味わいましょう!