いまや食卓に欠かせない存在の「豆腐」や「冷ややっこ」。季節によっても食べ方が多彩なのも魅力ですよね。また低価格で手に入るし消化にもいいのでダイエットにも重宝されます。離乳食としても多くのママさん方が日々お世話になっているのではないでしょうか。

ただ離乳食として食べさせるのは火を通して冷ましたもの。大豆アレルギーなどの危険性もあるのも事実。パックから出して生で食べさせるのは赤ちゃんにはちょっと心配ですよね。では生のお豆腐や冷ややっこはどれくらいから食べても大丈夫なのでしょうか?

冷ややっこと豆腐の特徴と違い

しばしば豆腐と冷ややっこは別物だと思っている方もいるようなので改めて整理してみましょう。ちなみにわたしも別物だと思っていました・・・。
そもそも豆腐のうち、食べ方の違いで冷ややっこと呼ばれることが大前提。1つずつ見てみましょう!

豆腐
豆腐とは、大豆の絞り汁で作る豆乳ににがりを加えて固めたもの。大豆を原料とした加工食品です。日本のみならず、中国、韓国、東南アジア各国で古くから日常的に食べられていた食品です。種類は大きく2つ。豆乳に凝固剤を加え、一度固めたものを崩して圧力をかけて水分を絞り、再度かためた「木綿豆腐」と木綿豆腐より濃い豆乳に凝固剤を加えて固めて作った「絹ごし豆腐」があります。木綿豆腐がしっかりとした食感なのに対し、木綿豆腐はきめ細かく、なめらかな食感です。

冷ややっこ
豆腐の食べ方のこと。酒の肴としても人気。冷やした豆腐にネギや鰹節などお好みの調味料を加えて醤油やポン酢をかけて食べます。一般的に冷ややっこに適しているのは食感がなめらかな絹ごし豆腐を用いる家庭が多いでしょう。

つまり、冷ややっこは食べ方のことであって豆腐なことに変わりはありません。またよく食卓に並ぶ醤油がかけてあるシンプルな豆腐は絹ごしのご家庭は多いのではないでしょうか?木綿と比べて口触りがよく、お年寄りやお子様でもたべやすいのが嬉しいですよね。

離乳食としてよく食べられる豆腐

低価格で手に入りやすく、食べやすい豆腐。離乳食として用いているご家庭も多いのではないでしょうか。

ただ豆腐はタンパク質のため、離乳食としていきなり食べさせるのはNGとされています。離乳食へ切り替えたのちの3〜4週間を目安に取り入れるようにしましょう。また殺菌をするために必ず火を通すことは徹底しましょう。離乳食を始めたばかりの赤ちゃんはまだまだ内臓が弱いため、様々な注意が必要なのです。

また加熱したのちもしっかり冷ますこと。内臓同様舌も弱いため、火傷を負わないためにも必要です。離乳食時期は赤ちゃんのアレルギー有無を見るためにも大切な時期。最初のうちはお肉やお野菜と混ぜることはせずに豆腐単体で食べさせましょう。

何歳から生食で食べて大丈夫?


離乳食で何のアレルギーの問題もなかった場合、赤ちゃんに生食として食べさせても安心なのは生後9ヶ月頃からと言われています。ただここで注意していただきたいのが、ご家族に大豆アレルギーの方がいないか。もしいた場合は遺伝の可能性もありますので生後12ヶ月〜1歳半まで様子を見るのが大切です。

また生食の豆腐は大変痛みやすいため、赤ちゃんに食べさせるものであれば、食べさせる前日か当日に買ったものを与えるようにしましょう。大人ですらお腹を壊すことがある消費期限切れの豆腐は赤ちゃんには生命の危険に繋がるため間違っても与えないようにしましょう。

離乳食でも生食でも問題がなかった場合は木綿豆腐やその他、豆腐ハンバーグなどのアレンジ料理もいいかもしれませんね。

まとめ

  • 豆腐のうち、冷やし、生食として醤油や薬味をかけて食べる食べ方の一種を冷ややっこという。
  • タンパク質のため、離乳食初期にいきなり与えるのはお勧めできないが、3〜4週間後を目安に与えるのが良い。
  • 必ず加熱のち冷まして、まずは豆腐単体で食べさせるのが良い。
  • 生食で食べさせる時期として適切なのは、生後9ヶ月、家族にアレルギーを持っている人がいる場合は12ヶ月〜1歳半を目安にすること。

低価格で調理の幅が広い豆腐。そのまま食べても美味しいし、野菜と和えたり、おかゆやハンバーグにするのもまた美味しい食べ方ですよね。ただし、アレルギーや消費期限などにはかなり気をつけておきたいですよね。離乳食で取り入れる際にも赤ちゃんの小さな変化を見逃さないように注意しましょう。

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