冬の風物詩といえばすき焼き。

子どもから大人にまで大人気ですが、量が多かったり味が濃すぎて食べきれないことも多いのではないでしょうか。

特に子どもがいる家庭だと野菜が残りがちに…。

 

そんなすき焼きを「すき焼き風煮」にしたら日持ちしてくれるのでしょうか?

すき焼きを食べたいけど鍋を出してがっつり食べたいわけではないというときにもすき焼き風煮は便利ですよね。

そんなすき焼き風煮の賞味期限や保存方法をご紹介します。

すき焼き風を傷みにくくするためには?

 

そもそも「日持ちしない」「傷みやすい」「賞味期限が短い」といったものはどんな理由で足がはやいのでしょうか。

傷みにくい食材、調味料、調理方法などをまずは確認していきましょう。

 

傷みにくくするためには「腐りにくい材料や抗菌作用のある食材の使用」「充分な加熱」「水気を切る」「濃い目の味付け」「素手や清潔でない調理器具は使わない」というのが鉄則です。

 

抗菌作用があり腐りにくい食材といえばシソやショウガ、ニンニク、ワサビ、梅干しなどが挙げられます。

すき焼き風煮のような甘辛いしょうゆの味付けにはショウガやニンニクなら合いそうですね。

 

逆に腐りやすい食材といえば卵、生野菜、果物、芋類、生魚、米など。

腐りやすい料理といえば炊き込みご飯や炒飯、ポテトサラダ、カレー、みそ汁など。

すき焼き風煮にするとき、卵を使用する人は多いのではないでしょうか。

濃い目の味付けが卵でまろやかになって味に飽きてしまっていても食べやすいので我が家ではついつい入れてしまいます。

卵は細菌が繁殖しやすい食材で、半熟の卵は細菌の繁殖スピードもはやいです。

どうしても入れたいときは黄身や白身はしっかり加熱した状態にしておきます。

また、芋類もすき焼きに入れる食材としては人気があるので、すき焼き風煮にするときは避けた方が無難ですね。

 

また、すき焼き風煮をお弁当に入れることもあるかもしれませんが、ご飯の上に乗せてしまうと腐りやすくなります。

すき焼き風煮には玉ねぎやネギ、しらたき、春菊、肉などが入っているかと思います。

白米はもともと水分を含んでいるので腐りやすいのですが、こういった食材を乗せてしまうことで食材から染み出た水分も加わりなおさら腐りやすくなるので注意が必要です。

 

すき焼き風煮はもともと醤油や砂糖で濃い目の味付けをしているので比較的腐りにくい料理なので翌日に持ち越したり、お弁当に入れたりするのにも向いています。

しかし腐りやすい食材を使ったり、保存する食器に水分がついてしまっていたり、生肉を切った包丁とまな板で他の食材を切っていたり、加熱しきっていない卵が入っていたりすることで傷みやすくなります。

すき焼き風煮の賞味期限と保存方法

 

すき焼き風煮を冷蔵保存している場合、3日ほどならしっかり再加熱すれば問題なく食べられます。

しかし3日以上持たせたいという場合は冷凍保存した方がいいですね。

美味しく冷凍保存するためには卵や芋類、しらたきは取り除きます。

これらはスが入ってスポンジのような食感になってしまってまずくなってしまいます。

また、水分が多いので再加熱したときにべちゃべちゃになってしまったり、味が薄くなったりするのでおススメしません。

 

また、一度冷凍保存したすき焼き風煮をお弁当に入れたい場合は再加熱は避けます。

完全に冷まさないとかえって雑菌を繁殖させてしまうおそれがあります。

 

砂糖を多めに使いショウガを入れて濃い目の味付けをし、汁気を除いておくと冷蔵保存でも1週間程度は問題なく食べられるようです。

同時に水分の出る野菜を取り除いておくと安心ですね。

まとめ

 

 

・傷みにくくするためには「腐りにくい材料や抗菌作用のある食材の使用」「充分な加熱」「水気を切る」「濃い目の味付け」「素手や清潔でない調理器具は使わない」というのが鉄則。

・すき焼き風煮をお弁当に入れる場合、ご飯の上に乗せてしまうと腐りやすくなる。

・通常、すき焼き風煮を冷蔵保存している場合、3日ほどならしっかり再加熱すれば問題なく食べられる。

・砂糖を多めに使いショウガを入れて濃い目の味付けをし、汁気を除いておくと冷蔵保存でも1週間程度は問題なく食べられる。

 

鍋物はどうしても持て余してしまいがち。

逆に少量食べたいときは鉄鍋を出してしっかりすき焼きをつくるのは面倒くさい…。

すき焼き風煮であれば手軽にささっとつくれるので重宝しますが、さまざまな食材が入っているので賞味期限がわかりにくいですね。

ぜひ参考にしてみてください。

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