自分の学力や目的に合わせて選ぶ高校とは違い、「学区内」という括りだけで集まったのが中学の同級生です。

 

受験をして、自分と似たような学力の人が集まった中学では、全員がレベルはともかく大学受験をし、就職をするというコースを選びます。そのため、どんな仕事を選んだかなどで違いはあれど、そこまで大きな差は生まれません。

 

しかし公立中学はまさにメルティングポット。

 

10代で結婚、起業家、東大卒、中卒、と様々な人が集まります。

 

さて、私は「中学の同窓会には行くべきではない」という持論を持っています。今回はそれは何故なのかを、みなさんにお伝えしたいと思います。

そもそもなんのために中学の同窓会があるのか

まずは何のために同窓会に行くのか考えてみましょう。「昔の友人に会いたいから」ですよね。

 

しかし考えてみてください。中学の同級生、まさかクラス全員が「卒業しても会いたい」と思うほど仲が良かったでしょうか?よく一緒につるんでいた仲が良い友人たちは、今も個人的に連絡を取り合って会ってはいませんか?

 

私は仲の良い友人達数人と個人的に会う方が、よっぽど気兼ねない楽しい会にできると思っています。

 

なんであんなにごちゃごちゃと大人数で集まり、各方面に気を配りながら酒を飲まねばならないのでしょうか。

 

大人数で会うと避けられないのが、「当時の嫌な奴に会う」ということです。単に性格が合わなかっただけならばちょっと嫌な思いをするだけで済みますが、厄介なのが「精神年齢が中学生のまま身体だけ成長した不良」です。

 

中学の同窓会は集まる人の幅が広すぎる

私は大学へ進学した時、「今が人生で一番生きやすい」と確信しました。その理由は2つあります。クラスがないから妙に人間関係に縛られることがなく、自分で付き合いたい友人だけを選べること。仕事が絡んでいるわけではないので、嫌な人からは遠慮なく距離を置けること。

 

今まで自分がいかに嫌いなタイプの人間とも一緒にいる努力をしていたのかを痛感しました。

 

そして中学というのは、最も私が嫌悪していた人間が多いコミュニティです。一言で言ってしまえば不良です。グレるのはどうぞ勝手にしていただいて構いませんが、クラスという括りがある以上、こちらにも迷惑がかかることがありました。

 

友人は中学の同窓会に行った際に、「大卒で仕事してるなら俺らより金あるだろ」と参加費をたかられそうになっていました。何故「金がある=仲良くもない人に奢る」なのかはさっぱり分かりませんが、そういうことを言い出す人がいる行事が中学の同窓会と気がつき、頭痛がしました。

 

また、精神年齢が低いだけならともかく、反社会的勢力と繋がっているという人までいます。こうなるとお金をたかられるだけでは済まない可能性もあるのです。呆れてしまいますが、たまたま家が近い人間が集まっただけの集団なので、本当に様々な人が集まってくるのです。

 

高校や大学の同窓会には行きたい

また、同窓会に行くもう1つの理由として、「情報交換がしたい」というものがあります。

 

就職している友人達との会話は刺激的で、自分の業界ではない話は参考になります。それが医者や官僚、大企業に勤めている人ならば尚更です。

 

視野が広がるのはもちろんですし、高い目的意識を持って仕事に取り組んでいる同級生がいるということは、自分の仕事のモチベーションにも繋がります。それには、「高校を卒業したら、大学へ進学し、就職という道を選ぶ」という、自分とある程度似たような道を選んでいる必要があります。

 

もちろん大学へ進学していない方を貶めるつもりで書いているのではありません。

 

何の見通しもなく生きている方もいますが、例えば10代で結婚した人は、どうやって家族を養っていくかという意識がとても強いケースが多いです。このように地に足が着いている人の話はためになりますし、尊敬しています。

 

ただ、私は「仕事の話を聞きたい」という目的があるため、それを達成するためには高校や大学の同級生の方が都合が良いということです。

 

中学の同窓会に行かなくていい理由まとめ

 


  1. 卒業したあとも会いたいような人は自分たちで連絡を取っている可能性が高く、同窓会という多くの人が集まる場では、会いたくない人が来る可能性もある。
  2. 不良というこちらにも迷惑をかけるような存在が、身体だけ成長して中身はそのままかもしれない。
  3. 高校や大学へ進学した人の話は参考になり、自分の仕事のモチベーションにも繋がる

 

同窓会というと、大半の人が参加するから自分も参加しなければ…と思うかもしれません。しかしそれが時間やお金の無駄だと思うならば、行かなくて良いのです。

 

嫌な人に会わないためということを主張してきましたが、実は私は「憧れのあの人」の変化を見たくないというのも少しだけあります。

おすすめの記事