嫌なことがあると、つい現実逃避をしてしまったことはありませんか?そんなことはないと分かっていても、「これは現実ではなくて夢なんだ…」なんて自分に言い聞かせてしまうことが私にはあります。
しかしそれが本当だと言ったらどうしますか?
実は、この世は仮想現実だという説があるのです。ものすごくややこしい話なのですが、文系大学生の私がなんとか自分で噛み砕いて飲み込んだことを、みなさんにもお伝えしたいと思います。
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そもそも仮想現実とは?
コンピューターによって作り出された、架空の環境や世界を、まるで本当かのように体験できるということです。元は「バーチャルリアリティ」という言葉であり、VRと略されています。
プレイステーションVRなどが発売され、ぐっと身近な存在になりましたよね。
さて、ポイントは「架空の」というところにあります。私たちの生きているのは、現実の本当の世界ですよね。それが仮想現実だというのは一体どういうことなんでしょうか。
そう考える理由について、次から記していきます。
あらゆる現象が数式で表せる
この世のありとあらゆる現象は、数式で表すことができます。
あらゆる現象というとざっくりしすぎなので、例えば物理学を例に挙げたいと思います。私が初めに物理学に触れた時、「物を投げたり落ちたりする全然数学的ではないことが、数式で表せるなんて変な気分」という感想を抱いたのを覚えています。それは数式=数学と考えていた、安直すぎる私の思考回路が問題という気もしますが、理系全般が苦手だった人間なのでそんな感じでした。
全ての現象に数式があるということは、それがプログラミングされているからだと考えることができるのです。
これが1番シンプルで分かりやすい話だと思います。つまりは「都合が良すぎる」ということではないでしょうか。
仮にそうだとしたら、私はプログラミングを組んだ技術よりも、誰が何の目的でこのプログラミングを組んだのか、という動機にものすごく興味が湧きました。
時の流れと光の速さ
1秒で地球を7周半も進むことのできる光ですが、どうしてこの速さなのでしょうか。速さが有限である理由は何なのでしょうか。
それは、この世がプログラミングされているものだと考えれば説明がつきます。
時間の流れは、光に近付けば近付くほど遅くなると言われています。これはアインシュタインが証明しました。
パソコンでも、重いデータを動かす時に動作が遅くなることがあると思います。それと同じような現象だと考えることができます。既にこの辺で難しくなってきました…。
この世界が成立する確率は驚くべき低さ
私たち人間が猿から進化を遂げて、今このような生活を送っていること自体が本当に奇跡のような確率です。しかしそもそも、この宇宙に地球という生命体が存在できる環境ができたこと自体が、限りなく0に近い確率で、奇跡としか言いようがないことなのです。
まず宇宙のガスから地球の元となるような部分ができ、多くの隕石が降りそそぎ、だんだんと大きくなりながら地球の形ができてきました。そのあとマグマ化などを経て、大雨の時代になり、海ができます。
この海は初めは酸性だったのですが、地中の成分が溶け出したことにより、徐々に中性になり、生物が住めるような環境に近づいていきました。
その後も隕石同士の偶然の衝突からできた成分が元で生物が生まれ…と地球の歴史は続くのですが、こんなに上手いこといくものなのでしょうか?
なんとこの地球が宇宙にできる確率は、25メートルプールに腕時計の部品をバラバラにして投げ込み、水流だけで腕時計が完璧に完成する確率と同じくらいだそうです。
このことから、誰かが能動的にこの世界を作ったと考えられるのではないでしょうか。
まとめ
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仮想現実とは、コンピューターによって作り出された環境を、疑似体験できるということ。
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物理学などあらゆる現象を数式で表すことができ、まるでこの世界が誰かにプログラミングを組まれているのかのように感じられる。
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光の速さが有限であり、それに近づくほど時間の流れが遅く感じられるのは、世界全体が1つのコンピューターのようになっていて、処理速度に限界があるから。
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地球ができる確率は驚くほど低く、0に限りなく近いものであったため、誰かが意図的に作ったものではないのかと考えられる。
私は何の専門知識もないため、非常に拙い説明になってしまいましたが、この説は専門家や多くの天才たちが唱えているものです。
仮にこの世が仮想現実であるとしたら、私たち人間がそうだと気がつく事までプログラミングされていたのでしょうか。考えれば考えるほど魅力的な問題に感じられますね!