いよいよ梅雨の時期、そして夏になりました。

そう。水虫の季節がやってきましたね。

水虫は白癬菌というカビのが皮膚に感染したものなので、だからカビが増える時期になると、水虫も増えます。

考えているだけでかゆくなってきますね。

かゆかったり人から不潔に思われたり、気分が重くなりますね。

家族に水虫になっている人がいると、余計に気がかりです。

万一、自分もかかったらどうしたらいいんでしょう。

効果的なのはラミシールクリームを塗ることですが、適当に塗っているだけでは、いつまでたっても完治しません。

毎年、水虫がぶり返して悩んでいる方、今年こそ完治したくありませんか?

今回はズバリ、長年の悩みにお答えしようと思います。

水虫の診断は皮膚科へお願いする

まず水虫ですが、白癬菌というカビの一種が、皮膚の角質に繁殖したものです。

角質は皮膚の一番表面の層です。

つまりそこの垢を皮膚科で調べてもらい、白癬菌を発見できれば、水虫だと断定できるわけです。

水虫なのか湿疹なのか、はたまた違う皮膚病なのか、それは素人では判断できません。

かゆかったり皮膚の表面に異常があるだけなら、別の病気である可能性もあります。

ただかゆかったり水疱があるだけで、安易に水虫だと思い込んで、ラミシールクリームで治療すると、違う病気だった場合、悪化することもあります。

専用薬を使うのは、しっかり診断が出てからにしましょう。

ラミシールクリームとはなんなのか

白癬菌を発見して水虫治療が始まった場合、症状の進行状態によって、さまざまな薬が処方されます。

ラミシールクリームは即効性も強く、真菌(カビ)のに高い効果を発揮する抗真菌専用薬です。医師からの処方箋でも出ますが、市販薬も売ってます。

ラミシールはクリームのほかにスプレーや外用液、飲み薬の錠剤もあります。

ラミシールとは、抗真菌化合物であるテルビナフィンの商品名で、同じ効果のある別名の薬もあります。

同じ効果のある薬を探すときは、テルビナフィンが含まれているか、調べればいいというわけですね。

水虫の原因である白癬菌も、体の各部にできたカンジダ病の原因であるカンジダも真菌なので、効果があります。

ラミシールクリームでの水虫治療は根気が大切

先にいったように、水虫は白癬菌が角質に繁殖しているのが原因です。

足の裏の角質が新しい皮膚に入れ替わるには、一ヶ月から二ヶ月ほどかかるといわれています。効いたからと塗り薬を数日でやめてしまうと、角質の奥にいた白癬菌が取れないままです。

つまり水虫を治療するなら、一ヶ月から二ヶ月ほどラミシールクリームなどの抗真菌薬で、白癬菌の繁殖を抑えればいいのです。すると、角質の奥で塗り薬が届かなかった白癬菌も、新しくできた皮膚で徐々に表面へ押し出され、垢になって体外に排出されます。

これで水虫は完治します。理屈がわかると、意外に簡単に思えますね。

ラミシールクリームは一日一回、皮膚に塗ることで効果を発揮します。

理想的に言うなら、お風呂上がりなどの皮膚の表面がきれいになっている状態で、毎日一ヶ月から二ヶ月、ラミシールクリームを塗り続ければいいわけです。

どのように塗るかにもコツがあるので、ご紹介します。

患部だけでなく広範囲に塗らないと白癬菌は消えない

白癬菌は目に見えません。

つい水虫らしい患部にだけ塗りたくなりますが、実はそこだけとは限りません。

毎年、夏頃になると水虫がぶり返すのも、実は寒い時期に白癬菌が活動していないだけで、皮膚の中にはずっと残っているからです。

治療しないと、何十年たっても、毎年水虫に悩まされることになります。冬は何ともないからといって、治ったわけではありません。

患部以外の場所にも白癬菌が残ったままでは、また水虫がぶり返します。

ラミシールクリームは、患部そのものに少しでなく、周囲の皮膚にも広範囲にわたって塗ります。指で触ったとき、べたつきを感じる量で十分です。

足の裏の一部に水虫ができているなら、足の裏全体と指の一本一本の隙間まで塗ります。それから、足の甲の側の指の表面、足の裏から側面の踝(くるぶし)あたりまで塗ります。そこから横に滑って、アキレス腱に沿って足の腱の皮膚を縦に塗ります。

つまり、足なら靴を履いたときに蒸れやすい部分、全体にまんべんなく塗らないと、白癬菌は退治できません。

まとめ

1.水虫の診断は皮膚科へお願いする

2.ラミシールクリームとはなんなのか

3.ラミシールクリームでの水虫治療は根気が大切

4.患部だけでなく広範囲に塗らないと白癬菌は消えない

せっかく薬を買って治療するなら、ちゃんとした治療方法を知っていないと、もったいないです。

今年こそ水虫にさようならして、爽やかに過ごしたいですね。

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