みなさんは何かのお祝い事や、少し贅沢をしたい週末は、家ではどんな料理を食べたいですか?

「ちょっと値段が高くて、おいしいお肉が食べたいな~」と思うときもありますよね。

そこでスーパーへ牛肉を買いに行くと、同じステーキ肉でも、「サイコロステーキ」になると値段がとても安いことに気付きます。

なぜ牛肉はサイコロステーキになると値段がぐっと下がるのでしょうか?

あなたが見ているスーパーのサイコロステーキのお肉は、もしかしたら「成型肉」かもしれません。

もちろん違法なお肉ではないのですが、成型肉には覚えておいたほうがいい注意点がいくつかあります。

そこで、成型肉とはどんなお肉か、その種類と製造方法、危険性を解説していきます。

これを読んだら、これからはスーパーやレストランのお肉を少し違った角度で見られるようになると思いますよ。

成型肉ってどんなお肉?

成型肉とは簡単にいうと、一般的には食用としない牛の部位を加工して製造されたお肉のことです。

その部位とはたとえば、皮、リンパ節、リンパ球、心臓、腹横筋、横隔膜などです。

確かにこのような牛の部位は、スーパーや焼肉屋さんでも目にすることってないですよね。

サイコロステーキも成型肉で作られたものが出回っており、安い値段で提供されていれば、成型肉と見ていいと思います。

成型肉の種類と作られ方

サイコロステーキの成型肉には、「決着肉」が使われていることが多いです。

決着肉とは成型肉の製造方法の1種です。

先ほどの牛の部位を集め、添加物を加えたあと食品決着剤で固めて、サイコロ状にカットして販売されています。

決着肉で作られたサイコロステーキは、筋を細かく切断して牛脂を混ぜているので、とてもやわらかく、肉汁が多くてジューシーなのが特徴です。

成型肉の種類には他に、普通のお肉を人工的に霜降り肉に仕上げたり、お肉をやわらかく加工するものもあります。

成型肉とは、消費者に安価で牛肉が手に入るようにしたり、食べる人がより「おいしい」と思えるよう工夫されたお肉のことだったんですね。

そう考えると成型肉が生まれた理由は、私たち消費者のためであり、問題などはなさそうに思えます。

でもどうして成型肉のサイコロステーキは危険性を指摘されているのでしょうか?

次からその理由を見ていきましょう。

成型肉を食べると食中毒になる!?

まずは食中毒の危険性が考えられます。

成型肉ではないステーキは表面にのみ雑菌が付くので、表面だけ火を通して中はレアで食べても大丈夫なものが多いです。

よくテレビで紹介されている、お客さんの目の前で焼いて提供してくれるお店のステーキは、レアだったりしますよね。

あれは成型肉ではないので中は生でもOKなんですね。

ですが成型肉のサイコロステーキは、色々な部位を混ぜ合わせているので、内部にまで菌が入ってしまっています。

なので過去には、焼き肉屋さんで注文したお肉が決着された成型肉とは知らずに、中までしっかりと焼かないまま食べてしまい、食中毒になってしまった、というケースもあります。

外食産業では残念ながら、メニューなどに成型肉の表示義務はありません。

なのでお客さんは成型肉かどうかの区別は難しいですよね。

反対にスーパーでは成型肉にはその表示義務がちゃんとあります。

ラベルをしっかり確認し、家で調理するときには、中までしっかりと火を通してからいただいてくださいね。

成型肉の添加物の危険性について

もう1つの危険性は、含まれている添加物にあります。

部位の決着に使われている食品決着剤の中には、リン酸塩という添加物が入っているものがあります。

リン酸塩はお肉の消費期限を長持ちさせたり、色をよく見せる効果があります。

ですが私たちの体内に入ると良いことはなく、骨を弱くさせてしまう作用があるんです。

また加工段階では、乳、大豆、卵の成分が入った添加物も混ざっている場合もあるため、これらのアレルギーがある方は、食べたときに症状が出てしまう可能性も考えられます。

まとめ

成型肉とは、一般的には食用で使われない牛の部位を加工して作られたもの。

成型肉のサイコロステーキは、色々な牛の部位を集めて固められた決着肉で作られている。

成型肉は加工の段階で内部まで菌が入っているため、中までしっかりと火を通さないと食中毒の危険がある。

成型肉には骨を弱くさせてしまったり、アレルギー品目を含む添加物が使われている場合がある。

値段が手頃な上に、よりおいしく感じられる成型肉は、私たちの知らない間に需要が高まっていったのかもしれません。

成型肉について知識をつけておき、安全にお肉をいただきたいですね。

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