「何かに向かって一途に努力し続けること」は美しいとされています。粘り強く諦めない、というのは長所として人に誇れるべきことです。

 

当たり前ですが、この「努力をし続ける」というのはすごく大変なことです。人間はなるべく楽をして生きたいと考える生き物だからです。

 

ですのである程度なら問題ないのですが、しょっちゅう周りから「すぐあきらめてしまうよね」「我慢強くないよね」と言われてしまうのは、少し改めた方が良いかもしれません。

 

度が過ぎたあきらめの早さは、自分だけの問題ではなく他者との関わりに影響します。孤立してしまうこともあるかもしれないからです。

 

今回は、そんなあきらめの早さを改善する方法をお伝えします。

 

難しそうに思えますが、ポイントをおさえてしまえば意外とそうでもないです!

まずは突き詰めて考える

この問題に限ったことではないですが、何かを改善したいならば、それについて突き詰めて考えることが必要不可欠なことです。そうすることによって、自分にとって何が問題なのかがはっきりと見えてくるからです。

 

例えば、私の場合の話です。

 

私もあきらめが早い人間だったのですが、これを改善したいと考え、「そもそもなぜ私はこんなにあきらめが早いのか」ということに対して向き合うことを始めました。

 

簡潔にまとめてしまうと、あきらめが早い→努力するのが嫌だから→努力しても報われなければ意味がないと思うから、というのが私の思考回路でした。

 

これに加え「どうせ私が頑張ったところでたかが知れている」という自信のなさも加わり、あきらめの早さに繋がっていました。

 

私の場合の問題点は大きく分けて2つ、「努力は報われなければ意味がない」「自分に対する自信のなさ」です。まずはこれに対する考え方を変える努力をしようとしました。

今までと考え方をひっくり返す

先ほどの私の場合のお話の続きです。努力は報われなければ意味がない。これは様々な人が考えている問題だと思いますが、本当に意味がないのでしょうか?まずはこれをひっくり返すことから始めました。

 

たしかにやり方を間違えた努力は意味がないと言っても良いかもしれません。方向性を見失ってしまっているのは、正しいとは言えないからです。

 

ただ「このやり方がベストか」ときちんと現状と向き合いながらの精一杯の努力は、たとえ結果に繋がらなくても、今後の自分の糧になります。「この問題に対してこれくらいの努力をしたらこういう結果だった」というデータは、今後の自分の人生において大切なことです。

 

こういう考え方をすることによって、「努力=結果に繋がらなくても、無駄と言って切り捨てるべきものではない」と思うことができるようになりました。

 

苦労したのはもう1つの方、自分に対する自信の無さです。

 

これは家庭環境や関わってきた全ての人、もともとの性格など数多くのことが理由であり、なかなか改善するのが難しいことだからです。

 

そのため本当に簡単なことですが、自分をこまめに褒めるということから始めるようにしました。ポイントは「具合的に」ということです。

 

今日はこれこれこういうことをしたから頑張った、偉い。と言った感じの、自分褒め日記を1日の最後に頭の中で作成することを始めました。

 

自分に自信がないので最初は苦労します。しかし、とにかくこれをやり続ければ自分は変われる、と一種の自己暗示のようにしてやり続けました。

 

変わらなければダメ、と自分を追い詰める

しかしあきらめが早いということは、自分を変えるという努力を続けることもなかなかに辛いものがあります。

 

ただ前にも述べた通り、度が過ぎたあきらめの早さは、自分だけでなく周りの人間関係に影響を及ぼします。

 

大切な人に迷惑をかけたくないならば変われ!と自分を意識的に追い込むと、上手くいくと思います。

まとめ


 

  1. 自分は何故あきらめが早いのか?という問題について、「何故」を繰り返して本質を突き止める。
  2. その本質に対する考え方を、無理してでもひっくり返す。
  3. 「あきらめの早さを改善することは他人のためでもある」と、自分のためだけではないの考えることによって、より改善しやすくなる。

 

あきらめの早さに限ったことではなく、自分を変えようとすることは本当に難しく時間がかかることです。

 

ポイントはとにかく焦らず、時間をかけること。

 

今まで生きてきた自分の性格を変えるのは容易ではないということ頭において、努力をするようにしましょう!

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