夜中、真っ暗な部屋で布団に包まっているとき。なんだかすごく疲れてしまった日や、嫌なことがあった日は、どうしようもなく明日になってしまうのが怖くて、全く眠気がやってこないことがあります。

 

眠くなっても、「ここで寝てしまって起きたらすぐに明日だ」と思うと、その眠気に逆らいたくなってしまうのだと聞いたことがあります。

 

睡眠というのは人間の本能です。それに抗いたくなってしまうというのは、本当に辛いことだと思います。

 

そんな人たちが少しでも心が楽になれば良いなと思い、今回はこの記事を書いていきます。

無理に眠らない

睡眠は疲れを取るのに最適な手段ですが、目を閉じて横になっているだけでも、十分に休息の効果はあります。

 

気をつけたいのが、眠れないからといって携帯をいじったり、部屋を明るくしないことです。特に携帯のブルーライトの光は目を冴えさせてしまう効果があるため、絶対に避けましょう。

 

1番良いのは真っ暗な部屋で過ごすことですが、それが心細いならば小さな明かりだけつけるのが良いと思います。

 

その状態で、ゆっくりと腹式呼吸を意識してみてください。自分の身体に新しい空気が入って、それがだんだん染み渡っていくイメージを持つと、より効果的です。

 

また、おすすめなのがアロマの使用です。オレンジやラベンダーなど、それぞれ落ち着く香りは違うと思いますので、どの香りが自分が落ち着くのかというのを探してみましょう。

 

アロマを使い続け、「この香りを嗅ぐと自分は落ち着くことができる」というところにまで意識を持っていければ大成功です。

 

夜は眠るためのものではなく、横になって疲れを癒すためのものだということですね。

 

身体を動かして徐々に負荷を上げていく

近年は運動不足の人が増えていると聞きます。特に社会人になると、お仕事に忙しく、なかなか積極的に身体を動かすことができていない人が多いのではないでしょうか。

 

そこで思い出して欲しいのが、子供の頃の生活です。たくさん遊びまわった日はすぐに眠くなってしまいましたよね。私も宿題をそっちのけでご飯を食べお風呂に入ったらお布団へダイブでした。

 

適度な運動は、心地よい疲れと共に睡眠へ誘ってくれます。

 

何もジムなどへ通う必要はありません。例えば電車通勤の方なら、最寄駅の1つ手前で降り、そこから歩くなどでも効果を得ることができます。

 

お風呂にゆっくり浸かる

身体を動かすと同じく、眠気をやって来させる方法として挙げたいのが、「お風呂にゆっくり浸かる」ということです。

 

精神的に余裕がないときには、ついシャワーだけとという生活が続いてしまってはいませんか?

 

湯船に10分は浸かり、身体を芯から温めることを意識してみましょう。これが冷える約2時間後あたりが、最も眠気がやって来やすい時間だと言われています。

 

また、お風呂に浸かっているときは身体は嫌でもリラックスをします。身体が休まれば精神も強制的に多少はリフレッシュされます。

 

先ほどの運動と組み合わせてみればより効果的だと思います。

専門のお医者様を頼る

それでもどうしても眠れない、本当に精神的にいっぱいいっぱいな方は、一度専門のお医者様に診ていただくことをおすすめします。

 

ハードルが高く感じるしれませんが、そんなことはありません。風邪を引いたから病院に行った、という方を誰が責めるでしょうか?それと同じことだと考えて欲しいのです。

 

もしも「うつ」だと診断されたならば、お医者様が抗うつ剤を処方してくれます。

 

抗うつ剤には、脳内を整理してくれる役割があります。うつ病は、心のバランスが傾いでしまっている状態ですが、それを治すお手伝いをしてくれるものです。

 

また、うつ病になるのに「精神的な強さ・弱さ」は関係がありません。もちろん「甘え」なんかでもありません。真面目で責任感が強い方ほど、発症しやすいなどと言われています。

まとめ


 

  1. 無理に眠ろうとするのではなく、部屋を暗くしてアロマなどを使い、身体をゆっくりと休めるということを意識する。
  2. 適度な運動は疲れと眠気を運んでくるため、いつもより少し長く歩くなどの軽い運動を行う。
  3. 身体の芯を温めることは、運動と同じく眠気を誘うものであるため、10分以上ゆっくり湯船に浸かる。
  4. 専門のお医者様を頼り、自分の状態について相談をしてみる。

 

また、もしも漠然と「明日が怖い」と思っているのならば、その理由を徹底的に分析するのも手です。

 

自分の不安要素が何なのか理解できるだけでも、心理的負担は随分と軽くなるのではないでしょうか。

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