「長距離走が苦手な人」というのは、「サッカーが苦手な人」や「水泳が苦手な人」よりも沢山いたと思いませんか?
後者の方が特別な技術が必要にも関わらずです。
それほど、長距離走に対して苦手意識を抱いている人は多いと思います。
私は昔から長距離走が嫌いではありませんでした。運動部に一度も所属したことのない人間だったのですが、田舎育ちで鬼ごっこなどの遊びを多くしてしたためかもしれません。
昔に比べ今はさまざまなマラソンイベントなどが増えてきていますし、「走る」というのは身一つでできる最も手軽な運動です。
克服したら便利だと思いませんか?
そこで今回は、長距離に対する苦手意識の無くし方をお伝えしたいと思います。
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長距離と短距離の違い
「短距離の方が短いから楽!」という人もいますね。実は私も最初はそうでした。残りの体力と距離を自分の中で相談する必要がないため、思い切り全力で走ることができるからです。
ところが私がとある小説を読んだとき、短距離と長距離の決定的な違いについて書いてありました。
それは、才能が必要かそうでないかです。
短距離は天性の才能に加えて努力、長距離には努力が必要、と書いてありました。つまり平たく言ってしまえば、タイムを縮めるのは長距離の方が簡単ということです。
その小説はその後、ものすごく運動神経の悪い部員たちが努力によって徐々にタイムを縮めていく、という感動の展開でした。
陸上部の長距離の友人たちはタイムを縮めるのにとても苦労していましたので、簡単かと言われればそうではないのでしょうが、短距離に比べたら自分次第でどうにでもなる、という面があるということだと思います。
長距離が苦手な人の特徴
もうこれは言わなくてもなんとなくお分かりかもしれません。長距離が苦手な人に「どうして苦手なの?」と質問すると、だいたい「だって疲れるから」という答えが返って来ます。
そうなんです、長距離は疲れるんです。そりゃずっと走りっぱなしですからもちろん疲れます。
この「疲れる」ということに対して慣れているか慣れていないかの差が大きく関係していると思います。
例えば私は昔から鬼ごっこなど走り回る遊びばかりしていましたので、運動して動悸や息切れを起こすことに対して、そこまで辛さは感じませんでした。
つまり長距離を克服するポイントは、一言で言えば「辛さにどう慣れるか」ということです。私は「走り回る遊びの楽しさ」でしたが、これは小学生くらいの子供に多いと思います。
では大人はどう克服していけばいいのでしょうか?
マラソンには勝ち負けが存在しない
日常生活を送る中で、他人と比較されることは避けられません。仕事でしたら同期などと出来を比べられて評価をつけられていると思います。
友人の中でもマウンティングを行う人がいたりするため、勝ち負け意識というのは生活を送る中で避けては通ることができない問題です。
本格的なイベントに出て良い順位を目指す!という方はまた別のお話ですが、そういう方以外には、基本的に勝ち負けが存在しないのがマラソンです。
自分の身体の調子のことを考えながら好きな音楽を聴いて走り、時には景色に目をやって、四季の変化を楽しむ、といった感じで、まずはマラソンを自分と向き合う時間と考えてみてください。
かなりストレス解消にもなりますよ。
達成感を手軽に得られる
達成感というのは、何か仕事を成功させたという大きなものから、掃除を終えたという小さなものまで、とても心地よいものです。
また、これは就活をしている時に知ったことなのですが、達成感というのは人間の自信に繋がります。自信を持って生きている人は素敵に見えますよね。
大げさなことでなくても、身一つで始められるマラソンで「今日は昨日より少しだけ長く走れた」などという達成感や体験が積み重なっていけば、のちのち自分の大きな自信に繋がってくるのではないでしょうか。
「走る」ではなく、その先の目標に目を向けてみると良いのだと思います!
まとめ
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短距離には天性の才能が必要だが、長距離に大切なのは努力。
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長距離から切り離すことのできない「疲れ」にどう慣れて乗り越えていくかが、長距離を克服するためのポイント。
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マラソンには勝ち負けが存在しないため、自分だけとの戦いであり、ストレス発散になる。
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マラソンによって得られる達成感は自信に繋がる。
最初は長い距離でなくて良いのです。
短い距離をだんだんと伸ばしていき、自分の成長の過程をゆっくりと楽しむことが大切だと思います!