本来妊娠とは、結婚したパートナーと話し合い、タイミングを決めてからというのが一般的な順番です。

しかしつい油断をして、結婚する前に妊娠をしてしまう方、昔からたまにいらっしゃいます。今だと「できちゃった婚」ではなく、赤ちゃんのことを考えた「授かり婚」なんていう柔らかい言い方もありますね。

この「タイミングを決めてから」というのは、当たり前ですが非常に大切です。

パートナーが一緒になってくれないかもしれない、金銭的に不安、などいろいろな問題が発生します。

もしパートナーと結婚できることになっても、自分が大学生であったなら。

大学を辞めるべきか続けるべきか、私なりに考えたことをお伝えします。

自分の両親の考えを知る

奨学金などを使い自分で大学の学費を払っている人よりも、親御さんが出してくださっている人は多いと思います。

大学に入学させてくれたということは、自分の子供の「学習したい」という思いに応えてくれたということです。

そしてそれを中退することは、自分にお金を出してくれた人の期待を裏切るということです。

大学を辞めるということは、学歴が高卒ということになります。

日本はどんどん学歴社会ではなくなってきていると言われていますし、高卒でも起業して活躍している私の友人もいます。

しかし私からすれば、そういったことができる人は特別な存在です。

私は、自分が起業できるほどの熱意や才能を持ち合わせていませんし、普通の人間が手っ取り早く稼ぐのは、企業に就職すること(公務員なども含みます)だと考えています。諦めたような言い方に聞こえるかもしれませんが、自分のやりたいことが起業ではないということです。

高卒になるということは、就職できる会社の幅を狭めることになります。入りたい会社が高卒OKな場合ももちろんありますが、今一度両親がどう思っているのか耳を傾けてみるのはどうでしょうか?

【大学生できちゃった結婚】パートナーの状態は?

狙ったタイミング以外の妊娠で心配なのが、先程も述べた通り、金銭面についてです。

妊娠~出産にかかる費用、みなさんはご存知でしょうか?

大体50万円~100万円がかかると言われています。様々な公的制度を利用できる場合などがあるので、料金にここまで差が出るのです。

赤ちゃんを出産し結婚すると決意した方は、これらの金額が用意できる方でしょう。

しかし、これらの金額は誰が用意するものでしょうか?

ご自分の貯金ならば素晴らしいと思いますが、大学生でそこまで貯金をしている人は珍しいと思います。少なくとも私は出来ていませんでしたし、友人にもそこまできちんと貯金をできている人はいませんでした。

一番可能性があるのは、パートナーが社会人であり、お金を工面できる場合でしょうか。

その費用や、これからの生活費もパートナーが捻出することができるならば、大学を辞めて子育てに専念するのも1つの手だと思います。

ただし、結婚は契約ですが、永久的なものではありません。相手の気持ちまでを縛ることはできないからです。

もし自分がそのパートナーと別れた場合のことも想定しておくべきです。

きちんとタイミングを選び妊娠・出産し専業主婦になった方よりも、できちゃった婚の場合はそういったことになった際の準備がないからです。

【大学生できちゃった結婚】自分は将来どうしたいのか

大学を辞めるか辞めないか、だと答えが2つしかないように思われます。

しかし、休学という手もあります。

これも自分の親や相手、相手の親がサポートしてくれる場合に限定されてしまいますが、子供を産んでから大学に戻って勉強をやり直すということです。

子育てをしながら大学に通う、というのは、負荷が大きいです。体力的にというのもありますが、それに加え、周りはまだ自由にお金を使い遊んでいて楽しそうなのに、どうして自分は…という考えに陥りやすいからです。

そのため休学という道を選ぶならば、大学を卒業したことによって自分がどうしたいのか、という明確な目標を持つことをおすすめします。

まとめ


  1. 自分を産み育ててくれた親はどういう風に考えているのかを知る。
  2. パートナーの金銭状態が安定しているならば、辞めるのもアリ。ただし、結婚は永久的ではないことを頭の隅に置いておくこと。
  3. 自分がどうしたいのか明確な目標があるならば、休学して、出産したあとに復帰する。

「できちゃった」という言葉からするように、計画性を伴わない妊娠に世間の目は甘くありません。

しかし、赤ちゃんの命を優先した決断は素晴らしいものだと思います。

今後自分たちがより幸せな道を歩むためにどうすればよいのか、それを考えながら決めるべきではないでしょうか。

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