バターを使用するとき、パンに塗るときなどちょっと使うとき、常温の環境に置くことになりますよね。そうではなくて、うっかり長時間放置てしまったとき。
これは食べても大丈夫なのでしょうか?
買い物から帰ってきて袋から出すのを忘れてしまった、なんていう方もいらっしゃると思います。私もよくやってしまうんです…。
冷蔵庫に入れなきゃだめなものはすぐしまうようにしているんですが、箱が小さくてうっかり見落としてしまうことがあるのです。
冬ならばともかく、この季節は心配になりますよね。
そこでバターを常温の部屋に出しっぱなしにした場合、食べられるのかどうかについて詳しく調べてみました。
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バター保管に適切な温度は?
バターは10℃以下が適温であるため、冷蔵庫で保管する必要があります。28〜33℃くらいから溶け出してしまいます。
溶けてしまっても冷蔵庫に入れれば元に戻るのではないの?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
例えば水はそうですよね。氷が溶けて水になってしまっても、再び氷になることができます。
しかしバターはそうはいきません。
チョコレートと同じように、一度溶けてしまったものはたとえ固まったとしても、風味や味がどうしても劣ってしまいます。食べられないわけではないですが、元の製品の味とは異なってしまうのです。
冷蔵庫で保存しておき、食べる15分前ごろから取り出して常温にしておくのが、最も美味しく食べることのできるやり方です!
また、冷凍保存もできるようですが、あまり長期間には向いていないようです。
海外ではバターは常温保存?
海外ではバターが常温保存の国も少なくありません。日本と異なり、スーパーでも冷蔵庫の中に売られてないところもあります。
そのため、「バターは常温保存できるもの」という説もありました。
しかしこれは、気温や湿度などの気候が大きく関係しています。
日本は特に夏は高温多湿になり、近年では40度近くになることもあります。この説は、そういった気候の違いをとらえて考えているものではありません。
常温で保存できるかもしれませんが、それはあくまで海外の気候の話です。日本に在住している以上は冷蔵庫で保管するようにしましょう!
長時間放置しても大丈夫か
先ほどもお伝えした通り、バターの適切温度は10℃です。そのため常温で保存すると、風味が壊れる恐れがあります。
日本乳業協会はバターについて、「豊かな香りと風味をもつバターは、温度や空気、光に敏感な食品で、保存方法が悪いと風味も悪くなり変質してしまいます。」と述べています。それほど繊細な食品ということでしょう。
また、長時間空気に触れると酸化の恐れがあります。そうなると腐ったような嫌な臭いを感じたり、変色してしまうことがあります。あまりに長時間常温で放置すると、カビが生えてしまうことも。
そのため、私は「とりあえず見た目と臭いに大きな変化がなければ使用、ただし風味や味の劣化は承知の上で」と自分の中で決めて使用しています。
ただやはり心配なのはこの暑さです。
夏場は菌が繁殖しやすく、とにかく食材が傷みやすいため、ちょっとでも危険だと判断したならば辞めた方が良いと思います。
マーガリンは大丈夫なのか
こってりとした味わいのバターに対し、あっさりとした味わいのマーガリン。どちらをパンに塗るかは結構好みが分かれますよね。
そんなマーガリンは常温で放置しても大丈夫なのか調べてみました。
その結果、やはりバターと同じようになりました。常温で保存したとき、マーガリンに含まれる栄養分の組織が破壊されてしまうことがあります。一度破壊されたらバターと同じく冷やしても元には戻らないため、風味や味が劣ってしまうようです。
まとめ
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バター保管に適切な温度は10℃以下。28〜33℃で溶け始めてしまうため、必ず冷蔵庫で保存する必要がある。
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海外ではバターを常温保存する国もあるが、それは気候の違いからのため、特に夏は高温多湿になる日本では絶対に冷蔵保存にすること。
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見た目や匂いに大きな変化がなければ、一応は使っても問題はない。ただし、味や風味が劣ってしまうことに要注意。
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マーガリンとバターと同じく常温保存は不可で、一度溶けてしまうと味や風味が劣ってしまう。
バターは決して安いものではありません。せっかくなら1番美味しい方法で食べたいですよね!
特に夏は食材が傷みやすいため、買い物から帰ってきた後はすぐに冷蔵庫にしまうように注意しましょう!