ダイエット、美容に効くと思って、良かれと思って、ついつい対象摂取しちゃう食べ物ってありませんか?
豆腐、納豆などの大豆類、肉よりヘルシーな魚・貝類、健康といえば野菜などなど。摂取量が適度で、タイミングも適切であればとても効果を発揮する食物です。
なかでも摂取量に気をつけておきたいのがキノコ類。食物繊維を豊富に含んでいるため、便通に効果があるとされています。またご飯に比べて圧倒的にカロリーが低く、多少食べても罪悪感には繋がらないのに満腹感が得られます。キノコ類が嫌いな人もいるかと思いますが、パスタや鍋など調理法によっては食べられるという方も多いでしょう。
今回はそんなキノコ類のダイエット方法を伝授・・・ではなく、あまりに大量摂取しすぎると胃痛や吐き気、下痢などに繋がる危険性をお伝えします。
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キノコがダイエット、美容に良いとされる理由
美容に良いとされるキノコ。その魅力は食物繊維が豊富なことと、なんといってもお手軽に手に入ること。普通のサプリメントを摂取するより、スーパーで100円以内で買えるキノコ類はとてもありがたいですよね。
キノコの成分は90%が水分でできており、食物繊維が多く、ダイエットの敵である炭水化物と脂質が少ないのです。100gあたり20kcalと低カロリーなため、美容・ダイエットに良しとされているのです。
中でもキノコに含まれる「キノコキトサン」は脂肪を体外へ排出したり、内臓脂肪を燃焼させる効果があるようです。なかでもこのキノコキトサンを豊富に含んでいるのがエノキダケ。またエリンギにはより食物繊維が豊富、エノキダケにはよりビタミンが含まれ、シイタケにはコレステロールを低下させる働きがあります。ひとくちにキノコといっても種類によって体にいい成分はちょっと異なるようですね。
食べ過ぎで胃もたれ・・・?なんで?
ただそんな体に良いとされているキノコでも、食べすぎてしまうのはあまりオススメできません。食物繊維が豊富に含まれているとお伝えしましたね。
適度に摂取する分にはいいのですが、不溶性食物繊維という消化されにくい食物繊維が入っているのも事実。食べすぎてしまうと、この不溶性食物繊維がお腹に溜まって消化不良となり、胃もたれによる吐き気を引き起こすことがあるのです。
極端な話ですが、便秘に悩まされているからといって三日三晩続けてキノコのみを食す、というのは逆に偏った食事生活になってしまうわけです。普段の食事の中に一品程度キノコを使った料理を加える程度の摂取量が望ましいでしょう。
またもちろん、山の中などで食べれそうなキノコがあった場合に食べてしまうのはNGですね。絵に描いたような毒キノコなら誰しも口に含んではいけないとわかるかもしれませんが、採取しにいった時に普段食べているキノコに似ているからといって知識がない状態でキノコを食べるのは絶対にやめましょう。
毒キノコが及ぼす被害としては、嘔吐、下痢などの症状の他にも痙攣や機能障害を引き起こしたり、最悪死に至るケースも報告されている毒キノコもありますので、くれぐれも知識がない状態ではキノコをとったり食べたりしないようにしましょう。
「食べすぎて吐き気が・・・」こんなときどうする?
毒キノコと思われるものを口に入れてしまった際には必ず病院に行くようにしましょう。放っておくと命の危険性もあります。
毒キノコではなく、スーパーで売ってる安全な食用キノコしか食べていないんだけど、どうやら胃もたれや吐き気がする・・・という場合は、前述したように消化不良を引き起こしているため、消化を促す胃薬を飲みましょう。
無理にものを食べず、しっかりと消化を促すように水分摂取や薬を飲み、胃もたれ状態を解消させましょう。普段の食事も慌てて食べない、食べすぎない、食べた後すぐ横にならないのだが大切ですが、キノコを多く食べたなと思う日はすぐに横になったりせずに、じっくり消化して横になるようにしましょう。消化の良い状態を作ることが大切です。
まとめ
- キノコには食物繊維が豊富に含まれており、カロシーが低いためダイエットや美容に良いとされている。
- キノコの種類によって体にいい成分が異なる。
- 食物繊維が豊富に含まれる分、不溶性食物繊維によって消化不良を引き起こすことがある。
- 不溶性食物繊維は胃もたれによる吐き気を催す場合があるので、胃薬などで消化を促すようにする。
体にいいきのこは和洋中なににでも使われる万能食材。きのこ炒めだけでも美味しくいただけますよね。ただ、摂取量は適度が一番効果を発揮するので。普段の食事にプラスすることを目安にしておきましょう。