夏といえばゴキブリの襲来の恐怖…。

ゴキブリの幼虫みたいなのを目撃したけど、成虫のゴキブリはいるの?など夏の間びくびく過ごすことも少なくありませんね。

日本にはどんなゴキブリがいるの?さまざまなゴキブリ駆除剤が出ているけどそのなかでも効果的なものは?なゴキブリの生態や駆除方法についてご紹介します。

ゴキブリの生態

ゴキブリの卵は真っ黒で幅1cm、高さ5mm程度で、1つの卵に15~40匹の幼虫が入っています。

ゴキブリは1回の産卵で1つの卵しか産みません。

通常は巣の近くで産みますが、危険が差し迫っている場合などは無関係なとこに産み落とすことがあります。

ゴキブリの幼虫の外見は成虫とほとんど変わりありませんが、大きさは米粒程度から数cm程度。

生まれたばかりのゴキブリは真っ白な外見をしており、成長するにつれて白と黒または茶色の縞模様になり、成虫になると真っ黒または茶色に変化します。

幼虫は脱皮をすることで成虫になっていき、5~15回の脱皮を経て成虫になります。

成虫になる速度は温度や湿度、食べ物に依存しており、生まれてから12時間以内に食べたもので成虫になったときの大きさが決定するといわれています。

ゴキブリの成虫は幼虫を食べることがあり、ストレスが強いほど幼虫を食べるそうです。

そのため、その特性を生かしてゴキブリ駆除超音波器や電磁波器などが販売されています。

幼虫が減ると成虫も減ることになるので、こういった装置は効果的なようです。

また、ゴキブリの成虫は単体で見ることが多いですが、幼虫の場合は集団行動していることが多いです。

小さなゴキブリが2~3匹でいるときは、まだ成虫にならない幼虫ということですね。

集団行動している状態で駆除できれば嫌悪感は少ないですし、手間もかからないのでいいですね。

日本でよく見るゴキブリの種類

日本で最も個体数が多いといわれているのが「チャバネゴキブリ」です。

成虫でも1.5cm程度にしかならず、飲食店では万単位のチャバネゴキブリが生息しているとか…。

寒さに弱く20℃以下では生きられません。

暖房設備の揃っているビルや飲食店、病院、航空機、電車などで生息しています。

また、チャバネゴキブリにも翅がありますが飛ぶことができません。

次に多いのが「クロゴキブリ」です。

クロゴキブリの外見は黒光りしていて脂ぎっており、想像するゴキブリといえばこの姿が多いのではないでしょうか。

体長は3~3.8cmと大型で、寒さにも強いので2~3年生きることも…。

成虫は夏に羽化し、初冬まで姿が見られます。

幼虫は赤茶色をしているのでチャバネゴキブリと勘違いすることもあるようです。

他には「ヤマトゴキブリ」というのもおり、名前の通り日本古来から存在するゴキブリの種類です。

見た目はクロゴキブリにそっくりですが脂ぎっていなく、体長も2~3cmほど。

近年ではクロゴキブリの方が個体数的に増えてきており、自宅内などでは見かけなくなりました。

ゴキブリに効果的な駆除方法

初夏前からホームセンターなどではゴキブリ駆除剤がさまざま販売されはじめますね。

毒餌タイプや燻製タイプ、冷却タイプ、粘着罠タイプ、超音波器など近年では多くの製品があります。

種類が多すぎてどれを選べば効果的に駆除できるのか悩みますね。

そこで今回はおすすめの駆除剤に絞ってご紹介します。

毒餌タイプのものでは「ブラックキャップ」が効果的が抜群です。

有効成分はフィプロニルというもので、この成分はゴキブリの神経にダメージを与えて死に至らせます。

ブラックキャップのいいところは成虫だけではなく卵にも影響を与える点です。

大型のあらゆるゴキブリに効果があるともいわれています。

即効性があり、5時間から翌日には死に至ります。

また、揮発性が低いので半年以上持ちますが、ほこりが詰まったりしてしまうとゴキブリが近寄らなくなってしまいます。

燻製タイプといえば「バルサン」ですね。

バルサンは1回の施行で大量のゴキブリを駆除できるのが特徴です。

バルサンは煙なので穴や隙間があると逃げてしまい、効果が弱まります。

バルサンをより効果的に使うために穴や隙間はできる限り埋めておきましょう。

ゴキブリは夜行性で昼間は隠れて休んでいるため、夜間にバルサンを使った方がより多くのゴキブリを駆除できます。

デメリットとしては動物を飼っている場合は避難させる必要があること、アレルギーの方には向かないこと、火災報知機に反応してしまうので対策をすること、食器などをすべて洗わなければいけないということが挙げれます。

しかし1~2時間程度で多くのゴキブリを駆除できるのはかなりのメリットですね。

冷却タイプでは「這う虫、瞬間凍殺-85℃」がおすすめです。

冷却タイプは気化熱を利用しているために瞬時にマイナスの温度を出せる仕組みです。

ゴキブリに噴射すると白いもやをまといながら即凍ります。

殺虫成分が入っていないので動物を飼っていたり乳幼児がいる家庭には非常に安全です。

においやべたつきもないので大規模な掃除が必要ありません。

デメリットとしては50cm以内に近づいて3秒程度噴射しなければならないということ…。

ゴキブリが苦手な人からすると相当近い距離ですね。

まとめ

・日本に多いのは「チャバネゴキブリ」と「クロゴキブリ」

・幼虫は集団行動、成虫は単体行動をしている。

・おすすめの駆除剤は毒餌タイプと燻製タイプ、冷却タイプ。

黒い悪魔ことゴキブリの存在は毎年夏苦しめられている人も多いのではないでしょうか。

ゴキブリを毎年何回か見るけどなんとなく見た目が違う気がする…と思っていましたが室内でも違う種類が共存しているんですね…。

近年ではさまざまな駆除剤が販売されているので、動物や乳幼児がいるから殺虫剤が使えないという状況が減ったのは嬉しいですね。

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