インド料理で大活躍のスパイス「ターメリック」。

カレー作りには欠かせない香辛料の一つで、味の深みを出したり香り付け、色付けにと様々な役割を担っています。

その鮮やかな黄色と香りで、食欲を引き立ててくれます。

 

日本では「ウコン」の名で認識されているターメリックですが、日本をはじめインド、中国など様々な国で長く愛され、多くの効能が期待されています。

また一口に「ウコン」と言っても色々な違いがあるようです。

 

ターメリックの使い道を知って、あなたも魅惑のターメリックデビュー!してみませんか?

ターメリック=ウコン?同じものかと思ったら…?


 
 

 

 
 

 

「ターメリック」は、ショウガ科の植物「ウコン」の英語名です。

そして、ウコンの根を乾燥させて粉末にした香辛料のことを、一般的に「ターメリック」と呼びます。

 

それじゃあ、一緒?と考えてしまいますが

実は、ウコンと一口に言っても、いくつか種類があるんです。

ウコンには細かく50種以上の主なものをあげると、「紫ウコン」「春ウコン」「秋ウコン」の3つがあり、それぞれ別の種類なんです。

 

「紫ウコン」は和名を「ガジュツ」といい、根は白っぽい色で強い苦味が特徴。

「春ウコン」は和名で「キョウオウ」と呼ばれ、根は淡い黄色で苦味があり、薬効成分が豊富なことで知られています。

そして、「秋ウコン」の和名が「ウコン」、つまり日本で一般的なウコンです。

根は鮮やかな黄色で、料理の着色料や染料、民間療法などに広く活用されてきました。

この「秋ウコン」を粉末にしたものがターメリックなんです。

魅惑のターメリックパワー!

 


 
 

 

 

インドでは紀元前からその効能が信じらて、愛されてきたターメリック。

スパイスたっぷりのインド料理はもちろん、インドの伝統医学アーユルヴェーダでも活用されてきました。

日本や中国でも、料理の着色や染色、漢方薬として民間で古くから親しまれてきました。

日本で身近なものだと、お漬物の「沢庵」の黄色はターメリック(ウコン)由来なんです

 

そんなターメリックのパワーの源が、「クルクミン酸」。

クルクミン酸はポリフェノールの一種で、ウコンの黄色色素です。

抗酸化作用や抗炎症作用などがあると考えられており、ガン抑制効果や認知症予防効果、アンチエイジングなど、様々な効能が期待されています。

 

クルクミン酸の薬効成分は未だ研究が進められていますが、料理を美味しくする上に色々な有益なパワーを持っているかもしれないなんて

これは活用しない手はありません!

早速お手軽なウコン活用法を調べてみました!

料理に使おう!お手軽「ターメリックライス」

 


 
 

 

 

料理でターメリックを使うというと、まず想像するのはインドカレーではないですか?

けれど、いきなりスパイスを揃えてカレーを調合するのは、なかなかハードルが高いし手間暇が掛かります。

 

そこでおすすめなのが「ターメリックライス」!

お米をいつも通りに洗って炊飯器にセットしたら、

バターとターメリックをひとさじずつ加えて炊飯ボタンをポチ!

それだけで、食欲をそそる美味しいターメリックライスの出来上がり!

カレーのおともや、洋食に合わせてサフランライスの代わりにするのもおすすめ。

サフランより安価で手に入りやすいので、気軽におしゃれな食卓に変身!

ターメリックもしっかり摂取できますね。

 

料理レシピサイトで「ターメリックライス」で検索すると、炊飯器でできる気軽なものから、もっと味付け・スパイスを調合する本格的なものまで色々出てきます。

 

また、ターメリックは万能調味料。

炒め料理に煮込み料理にも大活躍です。

肉や魚の味付けに使えば、いつもと違う風味を楽しめますし、色合いも食欲をそそります。

 

色々試して好みのターメリック料理を極めてれば、美味しくて身体にも良くて一石二鳥ですね。

 

 

 

お茶に、ミルクにターメリックを飲んで摂る!


 
 

 
 

 

 

ウコンを手軽に摂取するなら、お茶がおすすめです。

沖縄では「うっちん(ウコン
)茶」がポピュラー。

お味は薬っぽく感じる方も多いようですが、様々な商品が開発されており、苦味やクセが少なく飲みやすいものが増えています。

 

また、アメリカでは、牛乳やココナッツミルクにターメリックを溶かした「ゴールデンミルク」が人気なんだそうです。

作り方は簡単、温めたミルクにターメリックを溶かし、ハチミツなどで甘みを加えるだけ

お好みでショウガやシナモンを加えていただけば、スパイシーで体が温まる一杯のできあがりです。

ノンカフェインなのも嬉しいですね!

 

ただし飲み過ぎは注意!

ウコンの摂取しすぎはかえって肝機能障害を起こす可能性があると言われています。

ターメリックは料理以外にも使える?


 
 

 

 
 

 

ここまでターメリックの摂取方法について触れましたが、料理以外にもターメリックのパワーは活用できるんです!

ターメリックには防虫効果があると言われており、ウコン染めの風呂敷は貴重品や着物を包むのに重宝されてきました。

 

また、その鎮痛作用から、関節痛などの緩和のためにサプリとして摂取するという方もいるようです。

 

まだまだ効能が出てきそうなターメリックパワー、今後も目が離せません。

まとめ

 

・ターメリックは「ウコン」の中でも「秋ウコン」のこと

・パワーの源「クルクミン酸」は抗酸化作用などの効能が期待されている

・オススメ使い道は、お手軽「ターメリックライス」

・ウコン茶やミルクに混ぜて簡単摂取も

・防虫効果、鎮痛効果など様々な効能も

おすすめの記事