今度の法事で正座しなくてはいけない…でも正座って足がしびれるから苦手。
そんなお悩み、ちょっとした工夫で軽減することができますよ!
正座で足がしびれるのは、上半身の体重の重みによって足が圧迫されて、足の血流が悪くなるから。
なるべく足の血流を滞らせないのが、しびれさせないためのポイントです。
正座椅子というアイテムもありますが、法事の席では数に限りがありますよね。
そんなときに是非、このアドバイスを思い出してください。
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姿勢よく座ることが一番
背筋がピッと伸びた正座は、姿勢がキレイに見えるだけではありません。
実はこの姿勢が、足が一番しびれにくい座り方なのです。
背中を丸めた姿勢のほうが、楽だと思っていませんか?
でもそれは、大きな間違いです!
確かに体の力を抜いただらりとした正座は、座り始めの数分は楽に感じます。
ですが時間が経つにつれて、足がひどくしびれるように。
実は見た目が楽そうな姿勢は、長時間の正座には向きません。
特に足を左右に投げ出したペタリとした座り方は、一番足をしびれさせる座り方とも言えます。
正座をするときは、背筋を伸ばして座ってください。
頭が上から糸で引っ張られているようなイメージをするといいでしょう。
そしてお尻を少し後に突き出すような感じで、骨盤を前に傾けるのがコツ。
体重を前方にかけることで、足にかかる負担が少なくなります。
最初のうちは、前に体重をかけるのが難しいと感じるかも知れません。
でも安定する位置さえ見つけてしまえば、楽に座ることができますよ。
足先を左右交互に休ませる
足の先を左右重ねて座るのも、足がしびれないコツのひとつ。
かかとを揃えずに、左右に少し開く形です。
足先を重ねないで正座をすると足首が伸びきって、足首周辺がぴったりと床に張り付いた状態になりますね。
圧迫される面積が多くなるので、しびれやすくなってしまうのです。
足の先は重ねて正座をし、ときどき左右で上下を入れ替えます。
足を入れ替えるときは、少しお尻を浮かせるのもポイントです。
周りに気づかれないようゆっくりとお尻を持ち上げ、出来ることならちょっと足の先を動かしてみましょう。
少しの運動でも足先に血が通い、しびれを予防してくれます。
この動きを自然に行うためには、膝頭を少し開けて正座をしておくといいですよ。
用意されているアイテムを駆使する
座布団は足のしびれをぐんと軽減させてくれる、とっておきのアイテム。
用意されているのなら、上手に使いましょう。
座布団に座るときは、なるべく後方に座ります。
正座したときに、座布団から足先が少しはみ出すくらいがベストです。
はみ出した部位は圧迫されず、動かしやすくなるので足の入れ替えもスムーズに。
あまり後に座るとバランスが取りづらいので、注意してくださいね。
正座から立ち上がるときの裏技
ですがどんなに頑張っても、長い間正座をしていれば多少は足がしびれるもの。
「あいたたた…」なんて言いながら立ち上がるのは、ちょっとかっこ悪いですよね。
「そろそろ立ち上がる」というときは、前もって準備をしておきましょう。
立ち上がる少し前から、つま先を立たせておきます。
こうすることでしびれた足先のストレッチができ、足先まで血が通うように。
後の人からは丸見えですが、仕方がありませんね。
お坊さんが長い間正座していてもスッと立ち上がれるのには、
こういった裏技があるからだそうですよ。
まとめ
・正座をするときは背筋を伸ばして体重を前方にかける
・足の先は重ねて座り、交互に入れ替える
・座布団に座る場合は後方に座り、足先を少し出しておく
・立ち上がる前には足先を立て、ストレッチする
最後に、ひとつだけ。
足を締め付けない服装をするというのも、足を痺れさせないコツと言われています。
ですが法事などの席では、なかなかそうもいきません。
なるべくゴムや圧迫の弱い靴下やストッキングを履くなど、工夫をしてみるといいですね。
とにかく足を圧迫せず、血行を促す。
足のしびれを軽減するには、このひと言に尽きます。