夏といえば、夏祭りや花火大会!

出かけるのは好きだけど、屋台の食べ物は食べたくない、という人はいませんか?

 

屋台はレストランやコンビニと違って、ちょっと汚いイメージがありますよね。

でも友達や彼氏彼女と楽しく夏祭りを過ごすためには、屋台は避けては通れないかも。

 

そんなあなたに、屋台はどんなものかということから、要注意のメニューや屋台の選び方などをアドバイスします。

屋台の出店には保健所の許可が必要

夏祭りの屋台を出店するには、許可が必要です。

多くの場合、食品衛生法で定められた営業許可を取得しなくてはなりません。

 

許可証をもらって初めて営業できるわけですが、出店の際にはいろいろな規則があります。

生ものの使用が禁止であったり、過熱するタイミングであったり。

不衛生になりがちな屋台だからこそのルールです。

ですが営業許可を取らなくても、届出だけで出店できる場合もあるのだとか。

 

営業許可を取得している屋台は、目の付くところに提示しています。

衛生面で気になる人は、屋台を選ぶときにこの営業許可の有無を基準にすることもあるようです。

屋台で気をつけたいこととは?

営業許可のある屋台は、保健所がチェックをしたという証拠。

ならばまったく心配はないのでは?と思うかもしれませんが、そういうわけでもありません。

 

たとえば、虫。

夏祭りや花火大会は、たいてい夜ですよね。

電飾も輝いて、お祭り気分を盛り上げてくれます。

でも、その電気があだとなる場合も。

 

夜の明るい電球には、蛾や羽虫などの虫が寄ってきちゃうんですよね…

電球の下で調理をしている場合、虫が混入してしまうことがあるかもしれません。

 

それとやはり、気になるのは手洗い。

屋台は最小限の人数で切り盛りしているところが多いです、

一人で調理もして、会計もして…という人もいるでしょう。

お金を触った手で具材をつかんだりすることは、避けられない気がします。

 

いくら保健所のチェックが入っていても、実際に営業する当日は目の届かないこともあるでしょう。

夏の屋台の要注意メニューは?

そんな屋台の中で、特に気をつけたいメニューがあります。

それは意外にも、「冷やしきゅうり」。

 

肉でも魚介類でもないし、傷みそうなものでもないのにどうして?と思いますよね。

ですがこの屋台の冷やしきゅうりが原因で、2014年に食中毒が起きました。

 

塩分の濃いしっかりとつけた漬物なら、微生物も死滅してしまいます。

ですが屋台で売られている冷やしきゅうりは、あっさりとした浅漬けタイプ。

微生物が死滅するほどの塩分は、使われていないのです。

 

また、きゅうりを漬ける調味料は、アミノ酸や糖類が豊富。

O-157などの大腸菌の好物なので、繁殖しやすい環境です。

きゅうりや調味料が清潔だったとしても、少しの菌が入り込めば大繁殖してしまいます。

加熱処理をしない冷やしきゅうりは、意外にも要注意の屋台メニューだったのです。

安全な屋台メニューは何?

友達や彼氏彼女とお祭りに行ったら、みんな何を食べるかで盛り上がりますよね。

そんな中、「不衛生そうだから食べたくない」なんて言ったら、せっかくの楽しい雰囲気を壊してしまうかも。

それなら「私は○○にする」と言って、安全そうな食べ物を選ぶのがベターだと思いませんか?

 

では、どのメニューなら安全なのかというと。

これは、自分の判断に任せるしかありません…

残念ながらどの屋台も、外で調理や支度をしているということは事実。

その中から少しでも安心できる屋台を選ぶためには、具材の保管方法、電球に虫が寄っていないかをチェックしておくことが大事です。

 

私が選ぶなら…ポップコーンとかフライドポテトとかでしょうか。

とにかく揚げ物。高温で加熱しているのがポイント。

イタリアンスパボーという、スパゲッティを揚げたものもいいですね。

危ない屋台を避けるためには

どうしても屋台のものを食べたくない場合は、さりげなく予防線を張りましょう

たとえば、「飲み物はコンビニで買ったほうが安いよね」と言って、前もってコンビニに寄る。

そしてその時に「つい買っちゃった」という感じで、食べ物を買ってしまいましょう。

みんながどの出店のものを買うか悩み始めたら、「私はさっきコンビニで買ったらこれでいいかな」とさりげなく屋台をスルー。

これは、屋台めぐりがメインではない花火大会なら使いやすい手です。

ただし、盛り上がった雰囲気壊さないよう、さりげなく実行してください。

まとめ

・屋台の出展には、保健所の営業許可が必要

・営業許可証があっても、100%安心とは言えない

・冷やしきゅうりには要注意

・屋台の環境をチェックして安全な店を選ぼう

・食べ物はあらかじめコンビニで買っておく

 

屋台は確かに、不衛生になりがちです。

ですがあまり細かいことを言っては、楽しめないというのも事実。

食中毒の危険を見極めながら、みんなと楽しく屋台を楽しめるといいですね。

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