飛行機に乗って海外旅行するときに、楽しみなのが機内食。
空の上でいただく食事は、非日常であり心が躍る気持ちになります。ところが、何回も海外旅行をしている方の中には、実際に出てきた機内食は弁当みたいでがっかりした、期待していたものとは程遠いものだった、なんてこともあるはず。
事実、エコノミークラスとビジネスクラスやファーストクラスの機内食はかなり違いがあります。料理が高級品であるのはもちろんのこと、皿やグラスまでがまるで高級レストランのような様子を醸し出しているのがファーストクラスの機内食です。
「せっかく海外旅行に行くなら機内食もリッチにしたい!と考えているけど、ファーストクラスはちょっと…」という方なら、ビジネスクラスがおススメです。それでも航空会社ごとに機内食の内容は異なっており、どの航空会社がいいのか、どんなメニューを選んでいいのか迷っちゃいますよね。
ここでは、ビジネスクラスで提供されるおススメのメニューを航空会社別に詳しく見ていきます。
ビジネスクラスの機内食で質の高い航空会社は?
航空会社によって機内食の質は異なりますが、航空会社の拠点となる場所によって食事の内容も大きく変わります。どういった機内食が提供されているのか、航空会社別に見ていきましょう。
ルフトハンザドイツ航空
ルフトハンザドイツ航空のビジネスクラスでは、専任の客室乗務員が料理を提供する高級レストランのようなサービスを行っています。高級な食器に丁寧に盛り付けられた料理を、一皿ずつ提供してくれるので、まるでコース料理ようです。まさに「雲の上のレストラン」と呼ぶにふさわしいでしょう。
ビジネスクラスの機内食メニューは、各国の著名なシェフ「スターシェフ」によって考えられたもので、3種類のメニューから選ぶことができます。日本を発着する便では和食もチョイス可能であり、ヨーロッパの生活が長かった人にはほっと心を落ち着かせる瞬間を感じさせてくれるので、ぜひおすすめしたいメニューです。また、ワインの選定にもこだわりを持っており、食事に合わせて提供されるワインを、じっくりと味わうのも良いかもしれません。
チャイナエアライン
台北を拠点とした、台湾を代表する航空会社のチャイナエアライン。ここの機内食のモットーは「医食同源」。メニューは和食、洋食、中華と3種類から選ぶことができますが、いずれも健康に配慮した料理で日本人の口にも合うということから、高い評価を得ています。また、1月・4月・7月・10月の年4回も機内食のメニューが変わるため、乗客を飽きさせない工夫も見られます。
また、成田空港や桃園(台湾)空港など世界9か所の空港に自社ラウンジ「ダイナスティラウンジ」を設けており、そこでは麺や小籠包など本格的な台湾料理が味わえます。そんな台湾料理にあこがれる方なら、ここの機内食で中華を試してみてはいかがでしょうか。
ベトナム航空
ベトナム航空のビジネスクラスでは、ベトナムの近くの港から仕入れた魚介類のコース料理を食べることができます。また、ベトナムの名物麺料理である「フォー」や、香りのよいハーブ入り牛肉麺「フォーボー」も楽しむことができます。
このほかにも、ベトナムコーヒーやロータスティー(ベトナムの蓮茶)、ベトナムスイーツなど、ベトナムへ入国される方なら導入として、出国される方なら思い出として、空の上でベトナム料理を堪能してみてはどうでしょうか。
日本の航空会社の機内食はどうなの?
では、日本の航空会社の機内食はどんなものがあるのでしょうか?
まとめました。
全日空(ANA)
全日空では、国内外の著名なシェフが機内食のメニューを監修しています。また、食事だけでなく、お酒やコーヒーのプロフェッショナルも監修のメンバーに入っており、ドリンクにもこだわりを持って対応しています。特にワインは、ソムリエ資格をもつ乗務員がじっくりと選んだものを堪能することができるとのこと。
食事は和食と洋食から選ぶことができ、「日本が誇る、日本の価値」をテーマとした日本各地の美味しいものを食べられます。また、3か月ごとにメニューを変えて頻繁に利用される方にも楽しめる内容になっています。さらに、ちょっとした軽食としてラーメンやカレー、お好み焼きなども用意されており、お酒の締めや小腹が空いたときにピッタリです。
日本航空(JAL)
日本航空のビジネスクラスの機内食では、一流シェフと料理を提供するプロデューサーがチームを組み、従来にはない機内食を提供できるような組織を作り上げており、乗客の満足度を上げています。特にシェフに関しては、予約の取れないようなレストランのシェフとも提携しており、なかなかレストランに足を運ぶことができない人にとっては非常に贅沢と言えるでしょう。
食事は和食と洋食の2種類が用意されており、どちらも一流シェフが監修した料理を食べることができます。また、子供や幼児用やアレルギー対応の食事など、様々なニーズに対応した食事も提供しており、子連れの方でも安心して任せることができますのでおススメです。
まとめ
- ビジネスクラスの機内食では、2~3種類のメニューから選ぶことができる
- アジア圏の航空会社では、和食、洋食の他に拠点とする国の料理も味わえる
- 日本の航空会社は、軽食や子供用の食事など、きめ細やかなサービスが魅力
各航空会社のビジネスクラスの機内食は、どんどんグレードアップしているようです。それぞれに特徴がありますので、どんなものが食べられるかを調べてから飛行機を選ぶのもよいかもしれませんね。