今や皆さんの生活に溶け込んでいるパソコンやスマートフォンなどの機械。これを操作するのは皆さんの手ですよね。この手で日夜さまざまなものを触ったりしているかと思います。そして常に外気にさらされています。

 

そんな手で触るパソコンのキーボードやスマートフォンの画面などは実はばい菌だらけ。有名な話で、「トイレの便座の5倍のばい菌がいる」という話を耳にした人もいるでしょう。ただ現状、手が触れる部分を綺麗にしている人なんてほんのわずか。今回はこういった手で触れる部分を綺麗にする方法を含めお伝えします!

手で触る部分が汚いワケ

 

小さい頃に親から「外から帰ってきたら手洗いうがいをしなさい!」と口酸っぱく言われた方も多いでしょう。そんなに言っていたのは、外気にさらされ、さまざまなものを触った手が汚く、感染症を防ぐためにきちんと殺菌をすることが重要なので手洗いうがいが大切だと言われていたのです。

 

では歳を重ね、それが習慣化している人もいればふとした時に手を洗わないままいろいろなものを触っている人もいますよね。

ただ外に出ただけだし、トイレの後はきちんと手を洗っているから大丈夫、と思うかもしれません。しかしあなたの身の回りには不特定多数の人が触っているものがたくさん!

 

・パソコンのキーボードやマウス

外気に触れるだけではなく、人間の皮脂なども実は付いています。買った当初は白かったのに使っていくうちに黄ばんでいくことありますよね。つまりは手垢で変色しているのです。お菓子を食べながら作業をする人などはさらにばい菌がより安いので注意。

 

・携帯電話(スマートフォン)

指で触る他に顔をつける、電話をすることで唾液がつくなど。おそらく大半の方はトイレや人ごみでも触っているかと思います。そういったさまざまな雑菌が画面に付着しています。

 

・お金(硬貨、紙幣)

「天下の回りもの」という言葉はよく言ったもので、次から次へと人の手に渡っていくお金もかなりのばい菌が付いています。仮にあなたに回る以前にインフルエンザやなにかのウイルス感染をしている人から回ってきた時に、お金を触った手で食べ物を食べたり、口元を触ってしまうと感染する可能性もありますよね。実際、海外ではお金に付いていたウイルスが原因と考えられ感染症にかかった人もいるほど。

便器のばい菌とパソコンキーボードのばい菌

 

そもそもなぜパソコンのキーボードがここまで汚いと言われているかですが、アメリカやイギリスなどの研究結果からきているようです、だいたい5倍くらいの雑菌量らしいです。ただ人にもよりますし、多くのばい菌は成長に必要な水分や栄養分がないと生き続けません。そのためほとんどは死んでしまっているため、タイミングによってはばい菌が少ないことも。

 

とはいえ言えることは「汚い」ということ。毎日のように手で触ってなんの手入れもしていなかったら、少なからず手垢で汚れたり、雑菌がついたりするでしょう。便器に付着するばい菌とはまた別のばい菌が発生することも否めません。

 

ちなみにトイレの便器が汚いのはもちろんですが、トイレの中で一番ばい菌やカビが多かったのが掃除をするトイレブラシとその受け皿。直接便器の中、しかも汚れを取るものなので一番汚いのも納得ですね。

キーボードの洗い方はあるの?

 


 

汚いことが十分わかったところで、今すぐにでもキーボードやスマートフォンの画面を綺麗にしたいですよね。徹底的に綺麗にする方法と簡単に綺麗にする方法をお伝えします。

 

・徹底的に綺麗にする方法

いくらなんでも丸ごと水洗いはできません。まずキーボードのキートップを専用の器具で抜き取り、それぞれのキーを中性洗剤で水洗い。抜いた基盤を綿棒などでゴシゴシ溝の汚れを取っていく方法があります。ただ基本的にキーボードを分解するのでかなり骨の折れる作業です。

 

・簡単に綺麗にする方法

今ではホームセンターなどに電子機器専用のウエットティッシュが売ってあります。アルコールでの除菌・抗菌成分が入っているためささっと拭くだけである程度の汚れは落とせるでしょう。これはスマートフォンにも有効なので。オフィスに一つあるとかなり重宝しますね。その他、精製水で湿らせたクロスでこまめに拭くのも良いでしょう。キーボードの隅にはまったゴミなどはスプレー式のエアダスターで吹き飛ばすのがキーボードを傷つけないのでおススメです。

まとめ

・日夜いろいろなものを触る手はばい菌だらけ。

・お金、キーボードなど色々な人の手で触れるものはばい菌の温床。

・丸洗いはできないので、分解して手入れをする。

・簡単に済ませるならOA専用ウエットティッシュや精製水を使う。

 

ただ丸洗いをしたとしてもいずればばい菌がつくもの。定期的なお手入れを心がけていきましょう。

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