音楽に限らず新しいことを始める時って、「難しそう」「自分に向いているのかな」という不安がありませんか?
私は小学生のときにドラム、大学生の時にピアノを習い始めたのですが、最初は本当に上達できるかすごく不安でした…。
特にピアノの方です。
「大人の習い事」がブームになったとはいえ、やはりハードルが高いように感じました。
しかしこの2つの楽器を続けていくうちに、向いている人・向いていない人の特徴が掴めたのです。
今回は新しくドラムとピアノを始める人たちにその特徴をお伝えして、背中を押せたらと思っています!
Table of Contents
ドラムの難易度
まずドラムという楽器について説明します。
ドラムとは、サイズが様々なドラム(小太鼓や大太鼓のようなイメージです)やシンバルをセットにして、演者が1人で演奏するものです。
これを発明したことにより、1人で複数の音が出すことが可能になり、少ない人数の編成で演奏ができるようになりました。
私はドラムを始める前は、「ただ叩けば音が出る楽器だ」と思っていました。
ところがこれは浅はかな考えだったのです…。
例えばスネアドラム(小太鼓のことです)をイメージしてください。
何となくお分かりいただけると思うのですが、真ん中を叩くのと端を叩くのでは全然音が違うのです。
これは全ての楽器に共通することですが、演奏するからには、「自分がどういう音を出したいのか」を意識する必要があります。
つまり、自分がどういう音を出したいかというイメージと、そのイメージの音を出すにはどうすれば良いのか、という技術が必要になるのです!
この技術を身に付けるのがドラムの難しいところなんです。
左右の手と足をまんべんなく鍛える必要があるからです。
更に、演奏するのに必要なスティックや、ドラム本体のチューニングによっても音は全く異なります。
私が「甘かった」と思った理由、お分かりいただけたでしょうか…!
ピアノの難易度
ピアノの方が皆さんにとって身近な楽器ではないでしょうか。
鍵盤ハーモニカなど、何かしらの形でピアノに関わったことがある方がほとんどだと思います。
そこで皆さんにお伝えしたいのが、「ピアノは打楽器」だということです。
びっくりですよね!優雅なイメージがありましたし、音階がある楽器なのに打楽器だとは思いませんでした。
あれ、それとも私に知識がなかっただけでしょうか?
ピアノの鍵盤って、意外と重いのです。
力を込めて弾く必要がある曲も多くあります。まさに指で叩いているんですね。
練習していると指が疲れることも少なくないので、その辺が大変かなと思います。
また、ピアノというと上半身ばかりに目がいきがちですが、足でペダルを踏んでいるということを忘れてはいけません。
ドラムと同様、左右の手足を鍛える必要がある楽器なのです。
ドラムとピアノの共通点
ドラムとピアノの共通点は以下の通りです。
・打楽器である。
・左右の手足をバラバラに動かす必要がある。
・練習を重ねることが必要。
イメージが異なる楽器なのに、非常に多く感じませんか?
私も実際に自分が演奏してみるまでは気がつきませんでした。
ドラムとピアノに向いている人
これらのことから考えると、ドラムとピアノに向いている人の特徴というのは、大変似ているのです。
スポーツでもそうですが、「1日休むと3日前に戻る」なんて言葉がありますね。
ドラムとピアノはそれが分かりやすい楽器です。手の動きが鈍くなるからです。
左右の手足をバラバラに動かす楽器ですので、どこかが鈍ると全体のバランスが狂うのです。
そのため、コツコツと練習を重ねることのできる方が向いています。
また、どちらも基本的に1人で練習する楽器です。特にピアノは伴奏などの例外もありますが、1人で演奏することの多い楽器です。
このことから、1人での練習という孤独感に耐えられる方が向いています。
孤独感というとなんだかマイナスイメージな気がしますが、そんなことはありません。
ピアノならば、ステージに立つ人数が自分だけということが多いですから、目立つことができます。そういったことが好きな方には大変向いています。
逆にドラムは、ステージの後ろに設置されることが多いです。縁の下の力持ち的な存在の楽器です。
そのため、視覚的に目立たなくても、演奏ではしっかりと重要なポジジョンになりたいという方に向いています。
まとめ
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ドラムは叩くだけの楽器ではないため技術が必要。
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ピアノは優雅なイメージがあるけれど練習がハード。
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ドラムとピアノは、打楽器であるということを始めとして共通点が多い。
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向いているのは、コツコツ1人で練習ができる人。
難しそうに感じるかもしれませんが、何も毎日何時間も練習する必要はないのです。
私も忙しいときは手のストレッチだけになってしまう日もあります。
何より大切なのは、楽しむことです。
漢字の通り、「音」を「楽」しむことができれば良いのです!
あまり不安にならず、是非音楽の世界へ足を踏み入れてみてください。