繁華街を歩いていると、路上にひっそり店を構える占い師の老婆が、あなたを手招きし囁きます。
「おぬし、"死相"が出ておるぞ…」
そんな言葉を告げられ、始まる奇妙な物語…
なーんて、ベタな小説の導入のようなセリフ、現実で聞いたことってありますか?
人間の「顔」だけで重い病気、死期までも現れるといわれる、「死相」。
言葉自体は知っている人が多いと思いますが、「この人、死相出てる!」なんて考えたことある方ってどのくらいいるのでしょう?
私自身は言われたことも他人に感じたこともありませんが、病院勤務の友人から聞いたことはあります。
長年病気の人に接していると、時折、顔色だけで明らかにおかしい・悪いと感じる患者さんに気づくことがあるというのです。
正直あまり現実的でない、オカルトな印象もある「死相」ですが、
もし死相の特徴を事前に知っていたら、手遅れになる前に対処することができるかもしれません。
しかし実際に「死相」を見分ける方法なんてあるのでしょうか?
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死相ってどんなもの?
「死相」とは、「死期が近づいていると感じる顔つき」または「死に顔」のことをさします。
「死相が出ている」という表現で使われるのは前者の意味ですね。
死相は主に顔色や人相に出るもののようですが、顔だけでなく体型や振る舞い、表情、雰囲気などから読み取る場合もあるようです。
また、どのような「顔」や「印象」などを死相と感じるかは人によって様々なようです。
「死相」と挙げられる例として、以下のようなものがありました。
「顔」
・顔色が黒ずんでいる
・顔に影が落ちる
・額が青い
・あごが黒い
・目が落ち窪んでいる
・目が濁っている
「体型」
・痩せ細っている
・体がむくんでいる
・急激な体型変化
「印象・振る舞い」
・表情に覇気が無い
・視線が低い
・親指に力が入らない
・変な体臭がする
顔に現れる死相のSOSのサイン
顔に現れる死相の多くが、「顔の色」であることがわかりました。
確かに、単純に病気の人の顔色は青白かったり赤くなっていたり、見ただけで「病気かな?」と感じるものだったりしますよね。
しかし単なる体調不良どころでは無い「死相」レベルの顔色とは、どんなものなのでしょう。
死相の例で特に気になるのが、「黒ずんでいる」「影が落ちている」などの、「黒っぽい顔」です。
顔色が黒くなる人によく見られるのが、肝臓・腎臓系の病気です。
こんな顔色の人は、肝臓や腎臓が何らかの病気や内臓系トラブルに見舞われ、体全体の免疫力が落ちていると言えるでしょう。
また、血流が悪くなっている場合も、顔が黒っぽく、または赤黒くなることがあるようです。
こういった理由で、「顔色が黒い」と身体が深刻なトラブルに見舞われているように感じ、「死相」というのかもしれません。
もしあなたのまわり、またはあなた自身の顔色が「黒っぽい」と感じることがあったら、体のSOSかも?
特に急激な変化には要注意!
早めに病院で診断を受けたほうがよいかもしれません。
人相学的な「死相」では、顔の中心線に注目?!
人相学、人相占いといえば、顔つきで性格や将来を占うものですよね。
人相学では、占う人の顔のパーツや色などからその人の運勢を判断しています。
病気や死に関係する診断で、特に危険視されているのが、「正中線」「天中」と呼ばれる部分に出るサインです。
「正中線」は、体の中心、左右半分に分ける縦の線のこと。
この線上に陰が出たり、血色が悪くなるなどのサインは良くないものとされます。
深刻な病や、死期が近いことを示しているそうです。
「天中」は、おでこと髪の毛の境目、生え際のことを指すそうです。
天中はその人の運勢全般を指す部分らしく、この部分の血色が悪くなったり陰が指すような場合は危険視されているようです。
顔色の変化は大事なサインかも!日ごろから観察を
顔はもともと病気のサインが現れやすく、特に黒っぽい顔色は危険であるということがわかりました。
しかし、人の顔色はもともと色黒だったり赤ら顔だったりと、個人差があります。
深刻な体のサイン「死相」を読み取るには、日ごろから良く観察して変化に気づくことが大切だと思います。
自分自身や、大事な家族、友人の命を守るためにも、いつも顔を合わせるたび、異変はないかチェックするよう心がけたいですね。
死相の見分け方まとめ
・「死相」は死期の近さ=トラブルを感じさせるサイン。顔色、体型、振る舞い、印象などから読み取る
・「顔色が黒っぽい」ときは要注意。内臓系や血流などのトラブルかも。
・人相学的には顔の中央縦のライン、生え際などに陰が落ちる時は要注意。
・日ごろから観察してサインを読み取ろう。