もんじゃ焼きを食べるとお腹が痛くなる、お腹を壊すという人、いませんか?
みんなで楽しく食べている最中、腹痛に襲われては雰囲気も食事も台無し。
どうして、もんじゃ焼きで腹痛が起こるのでしょうか?
もんじゃ焼きでお腹が痛くなる原因と、お腹のトラブルを回避できる対策案を考えてみました。
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もんじゃ焼きでお腹が痛くなる人
もんじゃ焼きを食べるなら、お好み焼きも一緒に食べてのではないでしょうか。
でも、お好み焼きでは腹痛は起こらない。お腹が痛くなるのはもんじゃ焼きだけ。
数はそう多くはないですが、そういう人もいるようです。
もんじゃ焼きからくる腹痛は、ハッキリと「これが原因です!」と解明はされていません。
ですが、可能性として考えられることはあるようです。
いったいもんじゃ焼きのなにがいけないのでしょうか?
もんじゃ焼きで腹痛が起こる原因
もんじゃ焼きはお好み焼きと違って、小麦粉感は少ないですよね。
トロミのあるあんかけを、もう少し固くした感じとでも言いましょうか。
裏返して焼くこともしないし、「よく焼けている」という表現はあまりしないかも。
そのせいか、「生っぽいからお腹が痛くなるのでは?」と考える人もいるようです。
ですが極端に焼き時間が短いのならともかく、もんじゃ焼きでそんなにお腹が痛くなるものでしょうか?
もしかしたら、もんじゃ焼きの材料が原因かもしれません。
もんじゃ焼きはお好み焼きよりも粉っぽさはないものの、お好み焼き粉や小麦粉は使われています。
この小麦粉が腹痛を引き起こすことがある、というのは知っていますか?
小麦粉に含まれている成分「グルテン」が、腹痛の原因になることもあるのです。
グルテンとは小麦粉などに含まれるたんぱく質のこと。
グリアシンとグルテニンという成分が、水に反応して生成される成分です。
粘りや弾力があるのが特徴で、もっちりとしたパンやコシのあるうどんには欠かせません。
食感に美味しさを与えてくれるグルテンですが、実はデメリットもあるのです。
グルテンが引き起こす症状
グルテンが原因で引き起こす疾患に、セリアック病というものがあります。
ざっくりと言ってしまうと、自己免疫疾患です。
セリアック病を持っている人がグルテンを摂取すると、体内に吸収してしまわないように自ら小腸を傷つけます。
これが腹痛や消化不良、食欲減退の原因になるのです。
セリアック病までひどくなくても、グルテンにより体調不良になることも。
便秘や下痢、頭痛やめまい、疲労感。
イライラしたりやる気がでなかったり、関節痛を引き起こしたりもします。
消化器系にとどまらず、いろいろな体調不良の原因になりかねないグルテン。
体調があまり良くない、でも原因が見つからない、思い当たることがない。
そんな時は、グルテンの摂取に気をつけてみるといいかもしれません。
小麦アレルギーとは別物なので、ご注意を。
グルテンフリーという言葉を知っていますか?
ヨーロッパやアメリカではパンやパスタなど、グルテンの入っていない食品もたくさんあります。
それだけ注目されているということですね。
もんじゃ焼きで腹痛にならないために
さて、もんじゃ焼きに話を戻しましょう。
もんじゃ焼きでお腹が痛くなる人は、実際にいます。
ですが先にも述べたように、「絶対これだ!」という原因は不明のまま。
なので、対策も確実なものではありません。
でも、やってみるだけやってみてはどうでしょう。
・もんじゃ焼きは食べる直前にオーダーする。(長時間放置すると、グルテンが形成されやすいかも?)
・あまりかき混ぜない。(グルテンを形成させない)
・肉などの具を少し混ぜてみる。(油脂はグルテンの形成を阻害するため)
もちろん、人によって腹痛が起こる条件は違うでしょう。
腹痛の原因がグルテンではない可能性だってあります。
ですが「この条件でもんじゃ焼きを食べたら腹痛が起きなかった」という人もいるようです。
いろいろな食べ方を試してみて、お腹が痛くならない条件を見つけてみましょう。
まとめ
・もんじゃ焼きでお腹が痛くなる人もいる
・腹痛の原因はグルテンである可能性も
・グルテンは腹痛だけでなく、頭痛や倦怠感、関節痛を引き起こすことも
・もんじゃ焼きのオーダーの仕方や作り方を変えて、腹痛の起こらない条件を探す
もんじゃ焼きは美味しいし、みんなでわいわい焼くのも楽しいですよね。
ですが無理して食べることはありません。
どうしてもお腹が痛くなってしまうのなら、焼く側に徹してみるのもいいかもしれませんよ。