近年は、格安航空会社(LCC:Low Cost Carrier)が登場したことによりかなり安く航空券を手に入れることができるようになりました。例えば、羽田空港から新千歳空港(北海道)に行く場合、大手航空会社の通常運賃だと35000円ほどするのに対し、LCCの場合は5000円を切る運賃を提示している会社もあります。なんと、価格差は30000円!往復すれば60000円にもなり、相当お得であることは言うまでもありません。

しかし、どうしてLCCはこんなに安く航空券を提供できるのか、考えたことはありますか?
あまりに安すぎると、「なんか怪しい」と思ってみたくなるものです。

そこで、LCCがなぜこんなに安いのか調べるとともに、時と場合に応じたLCCの上手な使い方をまとめてみました。

初めてLCCに搭乗したときの感想は「値段相応」


私が初めてLCCを予約したとき、「なんて安いんだ!」と感動すら覚えた記憶があります。しかし、実際に搭乗するときには「やっぱり値段相応だな…」と感じてしまいました。そう感じたのは、以下のことを目の当たりにしたからです。

  • 手荷物検査場の長い行列
  • 手荷物検査場から搭乗口までが遠い
  • 遅延が頻繁に発生
  • 手荷物受託料・飲み物などのサービスはすべて有料
  • シートピッチ(座席と座席の間隔)が狭い

搭乗日に空港に到着し、LCCの手荷物検査場のゲートに向かうと何やら長蛇の列が。搭乗時間までにはまだ時間があったので、余裕を持っていたつもりがこのありさまでした。列に並ぶこと約30分。ようやく手荷物検査場へと入ることができました。どうしてこんなに時間がかかるのだろうと思っていたら、検査場のゲートが一つしかなかったのです!また、持ち込める手荷物も制限があるため、そこで手荷物の大きさや、重さのチェックが行われていました。制限をオーバーしてしまい、手荷物を新たに預けることになると追加料金を支払わなくてはいけません。

ようやく手荷物検査が終わって搭乗口の番号を確認すると、なんと空港の一番端の搭乗口。長い長い通路を歩いてやっとのことで搭乗口を通過した後には、すし詰めのバスに乗り込んで飛行機の待つところへ向かうこととなりました。

機内に入って席に着くと、まだ搭乗口に来ていない客がいるため出発が遅れる、とのアナウンス。おそらく手荷物検査場で時間がかかっているから、まあ仕方ないかなと考えていましたが…本当の試練はここからでした。

約30分遅れて空港を飛び立ち、落ち着いたのもつかの間、なんだかお尻の付近が痛い。何か固い物が当たっている…と思ったら、なんとそれは後ろの座席に座っていたガタイのいい男の膝頭。なるべく多くの客を乗せて利益を上げるため、シートピッチが狭く設計されており、大柄な男の足が座席に入りきらなかったのです。結局、コワモテの人に文句も言えず、約1時間半の耐久戦にもつれ込むことに…。

また、座席の前のシートポケットにある案内を読んでみると、グッズやお菓子はもちろんのこと、大手航空会社であればサービスしてもらえる飲み物や毛布までもが有料サービスになっていました。やはり徹底したコストカットが安さの秘密のようです。

LCCが便利なのはどんな時?


では、LCCは全く使えないものなのか?と思われがちですが、利用価値は充分にあると思います。私の場合、以下のようなときに使っていました。

  • 荷物の少ない1泊2日の旅行
  • 突然呼ばれることの多い法事
  • 比較的時間に余裕があるとき

LCCの運賃のしくみは「空席連動型運賃」という方式をとっています。このシステムだと「空席があればあるほど安い運賃で購入できる」というものです。基本的には、出発日が近づくと空席は減っていきますので、日ごとに運賃は上がっていきます。しかし、観光シーズンではないときや人の流れと逆方向の便だと、前日になっても価格が安いまま、というときも稀にあります。さきほど述べた「サービスがすべて有料である」というデメリットを頭に入れておけば、うまくLCCを使うことで交通費を安く済ませられます。

例えば、荷物の少ない1泊2日旅行や、スーツとカバン1つで行ける出張などに威力を発揮します。法事の時も結構使えますよ。大手の場合、前日や当日に飛行機を予約すると定価の運賃を支払うことになりますが、LCCでは思いがけないほど安価な運賃で乗れることがあります。

ただ注意しなければならないのは、遅延する可能性が高いことです。なるべく時間に余裕があるときに利用した方がよいでしょう。例えば、絶対に遅刻が許されない会議や、時間ギリギリの旅程を組んでしまった場合は、行きは大手航空会社を利用し、帰りにLCCを使うという方法もありますので参考にしてください。

まとめ

  • LCCの「運賃」は安いが、「飛行機に乗るまで」や「サービス」は値段相応と考える
  • LCCが安い理由は「搭乗口の場所」「遅延」「サービスの有料化」「シートピッチの幅」
  • LCCを利用するときは「荷物が少ない旅行」「突然の法事」「時間に余裕があるとき」

LCCがなぜ安いかをよく理解して、大手航空会社と上手に使い分ければ節約しながら旅行が楽しめます!どういったときにLCCを使えばよいか、この記事を参考にして行程を考えてみて下さいね。

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