夏本番に向けてキャンプの計画を練り始める方も多いのではないでしょうか。
夏のアウトドアといえばキャンプ!ただ結構危険が付き物。安全なキャンプを楽しむために事前準備と知識は押さえておきましょう。
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キャンプに潜む火事の危険に注意!
安全だったらとても楽しいキャンプですが、
一歩間違えるととても危険なものになります。例えば火の元。
自炊やキャンプファイヤーなどで焚き火をすることがあるでしょう。
火の近くに燃え移るような紙や布は置きっ放しにしていませんか?
キャンプの夜の楽しみといえば花火をする人も多いでしょう。
キャンプ場によっては花火や焚き火が禁止の場所も増えています。
芝生だと燃えうつる可能性もありますし、
芝生自体を痛めてしまうからという管理面でのNG理由もあります。
キャンプの準備段階でキャンプ場管理に問い合わせをして確認しておきましょう。
クマやイノシシなどの猛獣の生息地って?
火の元の安全と一緒にしておきたいのがキャンプ場の立地。
あまりにも管理されていない山が近いと、猛獣に襲われる危険が高くなります。
ニュースでも見かけるように、
人里に食物を求めておりてくるイノシシやクマに遭遇する危険性があります。
人工的に管理されたキャンプ場だと危険は少ないかもしれませんが、万が一に備えて立地をマップで確認したりキャンプ管理に危険性がないのか事前に問い合わせておきましょう。
ちなみに、クマの中でもヒグマは北海道のみ、ツキノワグマは全国に生息しています。
ヒグマは人を敵、餌と認識しており、攻撃する可能性が高いようです。
かといって、ツキノワグマが無害かといったらそうではないので十分な注意が必要です!
イノシシは時速45kmで走る上に、強力な牙があるので、
体当たりだけでも大怪我の可能性があります。
ここでの注意として、イノシシはすでに興奮状態にあるので、
気を逆なでするような行動をしないようにしましょう。
イノシシやクマなどの猛獣に出会ったら逃げださない!
仮にクマやイノシシと遭遇してしまった場合、どう対処すれば良いのでしょうか?
思わず走って逃げたくなりますよね。
私も迷わずそうしてしまいそうです。ただこれは逆効果。
クマやイノシシも人間と遭遇したことで内心ビックリしています。
なので、感情を逆なでしないように慌てずに後ずさりをして、
その場から離れることを優先しましょう。
ここで大声をだして逃げてしまうと、相手が敵とみなして追いかけられます。
間違いなくクマやイノシシの方が力が強く、足が速い可能性があります。
また餌になるような食べ物を持っている場合はその場において逃げましょう。
餌の匂いを元にずっと追いかけられるリスクを減らすことが大切です。
イノシシやクマなどの猛獣に出会ったら死んだふりはしない!
もし寝ている間など至近距離で襲われる危険性がある場合もないとは言い切れません。
テントの中にいる場合はあわてず息を殺し感情を逆立てないようにしましょう。
ここで注意すべきは「死んだふり」はしないこと。
死んだ人間を無抵抗とみなして帰って襲われる危険が高くなります
至近距離まできてしまった場合に備え、猛獣用の撃退スプレーを備えておくのも手。
力がなくともスプレーするだけで逃げれる時間程度は稼げるはず。
またイノシシに有効な手として傘を勢いよく開くことで驚いて逃げることもあるようです。この場合、色付きの傘を用意しておきましょう。
襲われた時は両手で頭をガードしましょう。
頭は人間の急所なので、心守るだけでも生存確率は上がります。
できれば猛獣には遭遇したくない
対処法を知っているとはいえ、猛獣には遭遇したくないものです。
遭遇しないために以下のことは徹底しておきましょう。
・事前にキャンプ場周辺に猛獣出没情報がないかを調べておく。
・音を出しながら行動する。鈴を持ち物にぶら下げておく、ラジオをかけるなどが有効。
・決められた敷地や山道以外には立ち入らない。
・単独行動はせず、万が一のために携帯電話を持ち歩く。
・化粧品、香水など香りのあるものが刺激になることもあるので避ける。
・食料はテントから離れた場所で管理する。100m離れておくのが好ましい。
・調理後の残飯処理はしっかり行う。放置が一番危険!
上記は最低限でも知識として知っておき、実際に行いましょう。
襲われてからでは遅いので、事前に猛獣に出会わないないように用心できるかが大切です。
まとめ
・キャンプに潜む危険は火事と猛獣。
・猛獣にあった場合には大声で逃げず、ゆっくり後ずさりでその場から離れる。
・催涙スプレーや傘などの防具を準備しておく。
・至近距離の場合、頭は必ず守る。
・事前準備と食べ物の処理は徹底を。
夏のレジャーは楽しすぎる分危険も多いです。
事前準備でどれだけリスクを減らせるかが大切です。楽しいサマーキャンプを!