便所バエともいわれるチョウバエですが、小さいけど大量にいて不快感は相当なもの。
しかし殺虫剤を散布しても次々にわいてくることも…。
チョウバエに殺虫剤は効かないのでしょうか?
チョウバエの幼虫がどこにいるかわからなくて駆除できていないから?
どういった要因でチョウバエが湧いてしまうのか、幼虫から死滅させるためにはどんな駆除方法が適正か調べましたのでご紹介します。
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チョウバエとは?
チョウバエは蚊に近い系統のハエです。
チョウバエ科に属する昆虫のことを指します。
一般的に自宅内で発生するチョウバエの種類はホシチョウバエとオオチョウバエの二種類になります。
ホシチョウバエは体長1~2mm程度の小型のチョウバエで、身体は灰色、ハート形のような大きな2枚の翅が特徴的です。
春先から冬までとほぼ1年中活動しており、成長も早く、世代交代が早いので駆除しても次々へと現れることがあります。
オオチョウバエは体長4~5mm程度、身体が灰色、両翅の末端に4つずつ小さな白い点があります。
5~10月くらいが活動期間で、発生場所や発生原因はホシチョウバエと共通しています。
チョウバエは人に攻撃することもなく、毒性もないので直接的な害はありません。
トイレや風呂場、キッチン、洗面所などの水辺にしかおらず、人の食料に集ることもないので被害はありませんが、気持ちのいいものではないですね。
人によってはゴキブリと同じく不快害虫になります。
チョウバエの発生場所は?
前述しましたがチョウバエは成長も早く、世代交代も早いので駆除しても次から次へとわいてくることがあります。
そのため、チョウバエの幼虫からしっかりと駆除しなければなりません。
チョウバエは水回りの汚水、有機物、石鹸カス、水垢、髪の毛に集る性質があり、これらを栄養にして幼虫は育ちます。
チョウバエはトイレや風呂場、キッチン、洗面所の排水溝または排水管、浄化槽に幼虫も潜んでいることが多いのでここらへんを徹底的に掃除することで発生を食い止めます。
排水管や排水溝からだけではなく、窓から侵入してくることもあるので水回りのある近くの窓は隙間なく閉めておくことも大切です。
しかし換気扇がなくて網戸にしていたいという家庭もあるかと思います。
そういったときは窓辺に忌避性のある殺虫剤を散布しておいたり、ハーブを置くことで侵入を抑えられます。
水辺に生息しているチョウバエですが、成虫のチョウバエは水が苦手です。
風呂場に現れているときはシャワーをかけて流してしまうと駆除ができます。
一般的にチョウバエの成虫は殺虫剤なども効くので駆除は簡単です。
しかし隠れている幼虫も駆除しなければ次々にわいてくるので注意が必要です。
効果的なチョウバエの幼虫の駆除法
成虫のチョウバエ1匹につき、200個の卵を産み付けます。
成虫を駆除しても大量に発生してしまう原因はそこにあります。
そんな幼虫を駆除するのが効率的。
また、チョウバエの幼虫は消しゴムのカスのような、虫の糞のような見た目をしているので見逃してしまうことも少なくありません。
しかしこのチョウバエの幼虫はなかなか駆除ができないそうです。
熱湯といえばゴキブリやハエ、クモなど比較的大型な虫にも効き目があり生命活動を停止させることができます。
チョウバエの幼虫は排水溝や排水管、浄化槽にいることが多いで熱湯を注いでも周囲に水があり温度が下がってしまい効き目がないことも…。
一般的な殺虫剤が届かない場所に卵を産み付けていることもありますね。
そういったときはチョウバエブロックを使うのがおすすめです。
薬剤を排水溝や排水管、浄化槽などに投入することでチョウバエの幼虫を駆除してくれます。
口コミでも評価が高く、大人気な製品です。
排水溝や排水管、浄化槽が汚れている状態だとまた栄養を求めてチョウバエに卵を産み付けられる可能性があります。
春先から水回りをハイターや高圧洗浄機などで掃除しておくと卵を産み付けられるリスクが減ります。
また、排水トラップをつけておくことでチョウバエが室内に上がくるリスクが減ります。
それでもチョウバエが現れるときは浴槽の下や排水管に隙間がないか調べてみましょう。
まとめ
・ホシチョウバエとオオチョウバエの二種類が自宅内で現れるチョウバエ。
・どちらのチョウバエも発生場所、発生原因は共通している。
・チョウバエブロックが幼虫にも効果的。
6~9月は特にチョウバエがわいてしまう時期。
駆除しても何回もわいてしまう人は幼虫の駆除がしっかりできていないことが原因の場合が多いです。
排水溝や排水管、浄化槽にチョウバエブロックを投入して幼虫を死滅させ、また卵を産み付けられないように定期的に掃除したり高圧洗浄機などで綺麗にしておくといいですね。