健康診断や病院で舌をチェックすることがありますね。

舌は身体の状態をよくあわらすことからチェックされるそうです。

 

自分で舌を確認すると白い点ができていることがありませんか?

ストレスのせい?病気?と心配になりますね。

その舌にできる白い点の特徴や原因、対処法などをご紹介します。

舌にできる白い点の特徴と原因

 

舌に白い点ができたときは「舌苔」「口内炎」「白斑症」「扁平苔癬」「口腔カンジダ症」「有郭乳頭」などが考えられます。

それぞれどういった特徴・原因があるのか見てみましょう。

 

「舌苔」は舌の表面が白色の苔のようなものが生えてるように見えます。

舌苔の原因は細菌や食べかすなどです。

抗生物質を長期飲み続けている人や唾液が少ない人、口呼吸をしている人などが細菌が繁殖しやすいです。

舌苔は健康な人でもつきますが、消化器系の疾患がある人は舌苔がつきやすいです。

舌苔自体は治療する必要はありませんが、口臭の原因にもなるので舌ブラシなどでケアをした方がいいですね。

 

「口内炎」は唇だけにできるわけではなく、舌の表面や裏、歯茎などにもできます。

特徴としては口内炎は舌の根元か裏にできやすく、触ると強い痛みがあります。

口内炎の原因はビタミンB2またはCが不足している、細菌、ストレスなどが考えられます。

舌に口内炎ができていると痛みで食事が摂りにくくなるかもしれませんが、そういった場合はサプリを飲んだり舌磨きを丁寧に行うと治りが早くなります。

 

「白斑症」は舌などの粘膜の表面に白い点があらわれる皮膚病の一種です。

原因ははっきりとわかっていませんが、メラニン形成細胞が傷付く自己免疫疾患ではないかといわれています。

また、機械的刺激や遺伝によっても発症するのではないかと考えられます。

特徴としては平たんな斑状のものから、イボのようなできものになっているもの、ただれや亀裂ができることもあります。

平たんな斑状のものはあまり心配はいりませんが、できものであったりただれ、亀裂がある場合は注意が必要です。

 

「扁平苔癬」は舌や唇、頬粘膜などに両側性で多発するのが特徴です。

最初は小さな白い点ができてきますが、徐々にその点が融合して網状、環状、白斑状になっていきます。

そこからさらに線状、レース状の白斑になっていきます。

原因はいまだはっきりとしていませんが金属アレルギーやストレス、薬物の影響、細菌やウイルスの感染ではないかと考えられます。

 

「口腔カンジダ症」は常在菌のカンジダ菌というカビによる感染症です。

カンジダ症はストレス過多や免疫力が低下している状態で発症します。

口腔カンジダ症には何種類かあり、それぞれ症状が異なりますが白い点があるとすれば「偽膜カンジダ症」が考えられます。

偽膜カンジダ症は頬粘膜、舌、唇に白い点や線状、苔のようなものがあらわれ痛いはありません。

苔の場合はガーゼなどで拭うと剥がれ、剥がれたあとの粘膜には発赤やびらんが見られます。

 

「有郭乳頭」は舌の根元に直径2mm前後のできものが12~16個ほど横並びで発生します。

疾患ではなく健康な人でもできることがあり、正常な組織です。

そのため基本的には痛みは感じませんが、風邪などで喉の奥に炎症が生じた場合、有郭乳頭に痛みや違和感がある場合があります。

基本的には治療などは必要ないですが、風邪によって炎症が起きている場合は清潔や栄養補給に気を遣いましょう。

舌に白い点ができたときの対処法

 

上記でさまざまな症状を書いてきましたが、健康でもできる場合、問題がない場合もあればそうでないこともありますね。

治療が必要でない場合もあります。

そのため、基本的にどの症状についても栄養補給と清潔であることが重要そうです。

 

舌ブラシが販売されているので歯ブラシと同じく1人1本持っているといいですね。

舌は傷付きやすいので歯ブラシで掃除をすると細胞が剥がれて舌苔などが増える原因にもなりますので、舌ブラシで優しく丁寧に掃除をしましょう。

 

舌の健康維持のためにビタミンの補給大切です。

ビタミンは生の野菜やフルーツ、サプリなどを飲むことで効果的に補給できます。

アルコールや煙草を避けて、三食バランスよく食事をすることも大切です。

まとめ

 

 

・舌に白い点ができたときは「舌苔」「口内炎」「白斑症」「扁平苔癬」「口腔カンジダ症」「有郭乳頭」などが考えられる。

・健康であっても症状が出る場合があり、口腔内の清潔さや食生活、栄養、ストレスが大きく関係してくることも多い。

 

白い点といってもさまざまな症状がありますね。

特徴も似ているようで似ていないのも多いので、どれが当てはまるのかよく観察してみましょう。

治りが遅い場合や痛みが強い場合は受診することも大切です。

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