秋の定番のフルーツといえばぶどう。
近年では皮ごと食べられるぶどうや種なしぶどうなど食べやすいものも出回っていますね。
皮も美しい紫色で食べてしまいたいという思いも…。
そんなぶどうですが皮を食べられないぶどうの皮を食べたらどうなのでしょうか?
おなかを壊す?食べ過ぎは注意?
そのあたりを種類別に解説していきます。
Table of Contents
藤稔(ふじみのり)の皮は食べてもいい?安全性や味は?
山梨のぶどうといえば「藤稔」。
ぶどう人気ランキングで調べると堂々の1位になっています。
藤稔は皮は紫黒色のぶどうで、「井川682」「ピオーネ」の子どもになります。
1粒20g前後と大粒なのが特徴で、とろけるような甘みを楽しめます。
一般的には藤稔は皮が厚いので皮を剥いて食べます。
皮ごと食べたことがありますが、巨峰よりも皮が厚く食べにくいです。
藤稔は他のぶどうと比べても大粒なので皮が分厚いみたいですね。
しかし皮の渋みが比較的少ないように感じました。
食べやすくはないので味的にも剥いて食べた方がいいかと思います。
デラウェアの皮は食べていい?安全性や味は?
ヨーロッパ系の品種とアメリカ系の品種の雑種といわれている「デラウェア」。
小粒で種がなく、皮もつるっと簡単に剥けるので子どもにも大人気の品種ですね。
国外では皮ごと食べることが多いようですが、日本では皮を剥いて食べる人のが多いと思われます。
皮も薄いので丸ごと食べてもあまり気になりません。
皮ごと食べるとぶどう特有の渋みが多少あるので大人の味ですね。
デラウェアはケーキやアイスクリームのトッピングにされていることもありますが、そういったときは皮つきの場合が多いのではないでしょうか?
また、若返りの成分と呼ばれるレスベラトロールはデラウェア種に多く有含されているといわれています。
巨峰の皮は食べていい?安全性や味は?
大粒で種あり皮剥きのぶどうといえば「巨峰」ですね。
藤稔よりは皮が薄いですが、つるっと皮が剥けるので一般的には皮を剥いて食べている人が多いのではないでしょうか?
巨峰は藤稔よりも皮が薄いですが、皮ごと食べると結構渋いですね。
冷凍して皮ごと食べることがありますが、それでも口のなかに皮が残ります。
大粒のぶどうは皮ごと食べるのはなかなかクセがありますね。
シャインマスカットの皮は食べていい?安全性や味は?
近年大人気の皮まで食べられるぶどう「シャインマスカット」。
皮ごと食べることを前提としているので、口のなかに皮も残る感触がありませんし、特有の渋みがまったくありません。
シャインマスカットは他の品種よりもハリのあり、ぱりっとはじける感触がしますね。
皮ごと食べる前提に作られているので残留農薬に対する意識も他の品種より高いのが特徴です。
さっと水洗いすれば食べられるといわれています。
そのため農薬により腹痛が起きるとは考えにくいかと思います。
結局ぶどうを皮ごと食べるとどうなるの?腹痛になるの・・・?
ぶどうは「畑のミルク」と呼ばれるほど皮にも栄養素がぎゅっと詰まっているようです。
ぶどうに多く含まれるブドウ糖は、体内に入るとエネルギーに変換されるので産後や病後の回復にはぴったりです。
ぶどうの皮にはなんといってもポリフェノールがたっぷりと入っています。
ポリフェノールにはアンチエイジング効果、ホルモン促進、動脈硬化防止、がんや糖尿病予防などの効果が期待されます。
赤ワインでよく「ポリフェノールが多く有含されています」といわれますが、生のぶどうの皮に新鮮なポリフェノールがたくさん入っています。
その他にはアントシアニンという色素も優秀です。
ブルーベリーはよく「視力改善効果と眼精疲労回復が優秀」といわれていますが、それはアントシアニンの効果です。
ぶどうにもアントシアニンがたっぷり入っているので、皮まで食べると同様の効果を期待できます。
しかし巨峰などの皮の硬いタイプのぶどうは、皮を食べ過ぎるとお腹を壊す恐れがあるようです。
硬い皮はなかなか消化されないのでお腹を壊しやすいのかと思います。
また、ぶどう自体は水分が多いフルーツなので下痢を引き起こす恐れがあります。
胃腸が弱い方は気を付けましょう。
一説によるとぶどうに含まれるタンニンという成分は「下痢を予防する効果」があるそうです。
下痢をしやすい体質の人は食べ過ぎない程度にぶどうを食べておくといいかもしれませんね。
まとめ
・皮の硬いぶどうの皮を食べるとお腹を壊す恐れがある。
・海外ではぶどうの皮まで食べるのがメジャー。
・適度に食べると下痢を予防する効果もある。
デラウェアなど小粒で皮がやわらかいぶどうは面倒だと皮ごと食べてしまいますが、いままでお腹を壊したことはありませんでした。
多少は渋みがあるので甘みが苦手な人は皮から食べるといいかもしれませんね。
しかし食べ過ぎは注意です。