タンタンメンを食べると汗が出るような腹痛になるような人はいらっしゃいますか?
自分も凝縮された辛さを持つタンタンメンを食べると食後に脂汗の出る腹痛になります。
一体どんな成分がその腹痛をもたらしているのでしょうか?
辛い物が好きだけど腹痛になるという人もいるかと思います。
腹痛の対処法があればタンタンメンを美味しく食べられるのに…と悲しい気持ちになりますね。
今回はどうしてタンタンメンを食べると腹痛になるのか?対処法はあるのか?という内容をご紹介します。
タンタンメンで腹痛に…。その原因とは?
タンタンメンを食べて腹痛になる原因は唐辛子に含まれているカプサイシンが原因の場合が多いです。
カプサイシンは刺激を伴う辛み成分なので唐辛子を食べると舌や喉、胃などに痛みが起こります。
人体は刺激や痛みを感じると、脳に大きなストレスがかかり副腎からアドレナリンが分泌されます。
そのためタンタンメンを食べると腹痛や脂汗が起こります。
カプサイシによってどの程度の腹痛などが起こるかは個人差によるところが大きいです。
自分の身体の許容範囲以上のカプサイシを摂ってしまうことで胃腸が荒れます。
また、カプサイシを摂取することで交感神経が刺激され腸の蠕動運動が活発になります。
腸の蠕動運動が活発化することで腹痛や下痢が起こりやすくなります。
淡々麺を食べたことによる腹痛を防ぐためには?対処法はある?
カプサイシの摂取が低濃度であれば消化器官の粘膜を保護する働きがあるので腹痛や胃痛は起こりにくいです。
高濃度のカプサイシを摂取してしまうと消化器官の粘膜に損傷が起こり胃炎た胃痛、腹痛が起こるとされています。
そのためタンタンメンを食べる際、胃腸が弱い人や子ども、高齢者には注意が必要です。
また、ストレスを溜めているときにタンタンメンのような辛い物を食べてしまうと、胃酸が過剰分泌されやすくなります。
そのため胃痛が起こりやすくなるので、「ストレス発散に辛い物をがっつり食べたい」というのは避けるべきですね。
胃酸が過剰分泌されると食道や胃腸を痛めやすくなります。
カプサイシは多量に摂取することで胃壁を損傷させますが、胃腸が弱い人や子ども、高齢者の場合は少量でも痛めてしまう可能性があります。
そのため誰しもできる限り胃壁を損傷させない対策をしておくと安心ですね。
タンタンメンを食べる前に牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品を摂取しておくと粘膜がコーティングされ、保護されます。
食後に腹痛になったときに乳製品を摂取しても効果的なようです。
また、日本人は乳糖不耐症の人が多いため、牛乳よりも飲むヨーグルトやラッシーの方が腹痛や下痢が起きにくくなります。
蛇足ですが、口のなかの辛さにはレモンジュースやレモネードが効くそうです。
若い時はタンタンメンを食べても問題なかったのに年をとったら腹痛に悩まされるようになったという方もいるのではないでしょうか。
これは胃粘液の量が加齢とともに減少して、カプサイシの刺激を受けやすくなったと考えられます。
そういった場合は胃粘液の強化することで腹痛がなくなることがあり、山芋や納豆、オクラなどに含まれているムチンという成分が効果的です。
ムチンには胃粘液の強化、胃壁の保護をする働きがあるので日常的に摂取することで加齢とともに衰えた胃腸を改善・向上させることができます。
まとめ
・タンタンメンを食べて腹痛になる原因は唐辛子に含まれているカプサイシンが原因の場合が多い。
・カプサイシンは刺激を伴う辛み成分なので唐辛子を食べると舌や喉、胃などに痛みが起こる。
・胃粘液の強化することで腹痛がなくなることがあり、山芋や納豆、オクラなどに含まれているムチンという成分が効果的。
・タンタンメンを食べる前に牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品を摂取しておくと粘膜がコーティングされる。
辛い物を食べるときはだいたいヨーグルトを飲んでいますが、辛いことで有名なタンタンメンとかでなければ確かに腹痛が起きにくい気がします。
見えないものなので胃壁をコーティングするといってもあまりピンときませんが、やはり乳製品に頼ってみると腹痛を気にせずタンタンメンを食べることができるかと思います。
辛い物が好きだけどすぐ腹痛になるという方はぜひ対策をした上で食べてみてください。
腹痛が起こりやすいのに頻繁に辛い物を食べてしまうと胃が穿孔したり、精神疾患に陥りやすくなったり、胃がんになるおそれがあるので「適量」「自分の許容範囲内」で食べるようにしましょう。