指先が乾燥するとなりがちなのが「ささくれ」。私もよく指先がささくれてしまいます。
傷自体は小さいものの、汗や水がかなりしみて地味に痛いですよね。中途半端にささくれていると服の繊維に引っかかることがあり、これがまた痛い・・・。
なぜささくれてしまうのでしょうか?
その原因と応急処置を知っておけばいざささくれた時も水触れるたび痛い思いをしなくて済みますよね。なんとか防ぐ方法を含めて考えていきましょう!
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ささくれが起きる原因
指先がささくれてしまう原因は大きく3つあります。それぞれ原因は異なるものの、指座機をよく使う人は注意しておきましょう。
1)手肌の乾燥
まずは単なる手肌の乾燥。常に外気にさらされている手先だから、気づかないうちに乾燥し、肌表面がガサガサになりささくれができるのです。皿洗いやお風呂など洗剤が知らないうちにダメージを与えています。また仕事上、指先をよく使う方や水仕事などは肌の水分量が奪われやすいです。
2)栄養不足・食生活の乱れ
乾燥のような外気が影響しているものとは別に、栄養不足や食生活など体の中が影響していることも。爪も肌の一部でタンパク質で構成されています。また肌の再生はビタミン・ミネラルも欠かせません。つまり、これらの栄養素をきちんと日々の食生活に取り入れていないとささくれのようなお肌サインが出てきます。
3)マニキュアやジェルネイルなどのネイルケア
これは特に女性に気をつけて欲しいもの。おしゃれのために頻繁にネイルを付け替える方も多いでしょう。ただネイルを落とす際に使われる除光液に含まれるアルコールやアセトンが爪やその周りの皮膚の乾燥を引き起こしています。また過度な甘皮除去をしてしまうと皮膚に雑菌が入りやすくなります。
ささくれが起こってしまった時の対処法と応急処置
ささくれが出来てしまった時、一番やってはいけないことが力ずくでそのままベリっと剥いてしまうこと!
出血してしまう可能性とその傷口から雑菌が入り、治りにくくなったりさらに痛くなったります。決して剥かないようにしておきましょう。
まず、ささくれができたら慎重にハサミでカットしましょう。眉用など細かなハサミで、カットする前に刃を消毒するようにしておきます。根元からしっかりカットし、繊維に引っかからないようにし、これ以上剥けてしまわないように処理します。
また菌が入らないように絆創膏を貼っておくのも有効的。特に指先を使う人は防水の絆創膏やささくれやひび割れ用の絆創膏を貼っておきましょう。私がよく使っていたのは液体絆創膏。最初に塗るときはしみて痛いのですが、絆創膏のように汗で剥がれることもなく、同時に殺菌をしてくれるので治りがなかなり早いので、一刻も早く治したい方は液体絆創膏を使ってみてください。
ささくれから引き起こされる病気
このささくれ、きちんと応急処置をしておかないと皮膚病を引き起こすことがあります。ささくれや指先に傷がつくことで、傷口からバイ菌が入り、爪の周辺が赤く腫れる炎症を引き起こすことがあります。これを「爪周囲炎」といい、爪の周囲の痛み、発赤、腫れがあり、進行していくと膿(うみ)が溜まります。ひどい人だと指先が使えないことや、眠れないほどの激痛を伴うこともあります。
もし「爪周囲炎」になってしまった場合はきちんと皮膚科に行き、正しい処置を受けましょう。化膿止め(抗生物質)と冷湿布で治療するのが一般的。膿がたまっている場合は切開することもあります。もし巻き爪など爪が食い込んでいる場合は爪の一部を切除します。爪の下に膿がたまってしまった場合は爪の切除をすることも。
考えただけでかなり痛そうですよね。ここまで進行しないためにも正しい応急処置を行うことが大切。またささくれを起こさないように、肌の乾燥しやすい時期は特にハンドクリームをこまめに塗るようにしましょう。食生活が乱れていると感じる方はタンパク質を豊富に含む大豆・納豆や肉類をバランスよく摂取するようにしましょう。
まとめ
- ささくれが起きる原因は「①乾燥、②栄養不足、③ネイルやマニキュアの成分」。
- 応急処置として「①ささくれを根元からカット、②絆創膏」。
- ささくれを無理に剥がして傷になった場合雑菌が入りやすくなる。
- ささくれから「爪周囲炎」という発赤を伴う皮膚病にかかることもある。
- 予防としてハンドクリームをこまめに塗ること、食生活の改善が重要。
私自身指先が乾燥しやすく、毎年秋から冬にかけてささくれに悩まされています。半フォクリームをこまめに塗ることと夜に保湿手袋をはめるのは欠かせません。
人の目に入りやすい指先だからこそ常に傷のない状態にしておきたいですね。