外に出ているとき、「女性の笑い声」がとても気になる時ってありませんか?

オフィスや病院、街角などで響き渡る、「キャハハハ!」という甲高い声。

声が高いからなのか、声量が大きすぎるのか、近くの人が思わず顔をしかめてしまうほど「不快感」を呼ぶときもあります。

老若男女問わず、「女性の笑い声」に対してイライラしてしまうという方は多い様子。

私も同性ながら、電車の中などで大きすぎる女性の笑い声を聞くと、ムッとしてしまうことがあります。

「笑いは百薬の長」とは言いますが、他人の笑い声、とりわけ女性の笑い声にイライラしてしまうメカニズムとは何なのでしょうか。

そして一体、どうやってそのイライラを乗り越えればいいのでしょう?

女性の笑い声は大きく感じる?!


女性の声が男性の声より周波数が高い、つまり「高い声」であるのが一般的です。

男性の声が500Hz(ヘルツ)程度なのに対し、女性の声は1000Hz程度です。

低い音と高い音は伝わり方が違い、人間は低い音の方が聞き取りにくく、小さく感じます

そして、高い音の方が感度良く聞き取る事ができ、音も大きく感じる傾向があるようです

そのため、男性の笑い声より女性の音程の高い笑い声がより耳につくのではないでしょうか。

また、日本女性の声は世界各国と比べても高音であるそうです。

ハッピーなはずの「笑い声」なぜ不快?


しかし本来、「笑い」とは、嬉しい、楽しいなどの快感に伴って生まれる、ポジティブな反応であるはずです。

また「笑い」はストレスや痛みを緩和するとして、がんの予防や治療に効果が期待されています。

さらに、笑い声や笑顔は人に伝染すると言われています。

こんなに良いことばかりに感じる「笑い」ですが、男女に限らず「他人の笑い声」を不快に感じることは多々あります。

人はなぜ、笑い声を不快に感じてしまうのでしょうか。

私が思うに、他人の笑いを不快に思う状況というのは「公共の場」であるということも一つの要因なのではないでしょうか。

職場や電車の中、飲食店内、公道上など、「公共の場」は一定の「緊張」のある場所です

それに対して、「笑い」は「緩和」です。

笑うことで、体や神経をほぐす副交感神経に作用すると言われています。

一見リラックスを誘発しそうですが、緊張を保たなければならない状況で赤の他人の笑い声を聞くと考えると、それは逆にストレスに感じるのではないでしょうか?

オフィスで仕事モードのときや、喫茶店で大事な商談中、電車移動で本に集中しているときなど、他人のリラックスした笑い声で「緊張」を壊される

そんな経験の積み重ねから、「他人の笑い声」=「不快なもの」と感じるようになっていくのではないでしょうか。

「イライラ」は個人のイメージに左右される


しかし、「女性の笑い声」を「騒音」として考えるならば、不快感を持つかは聞く人のイメージに左右されます。

確かに女性の声は高音ゆえ大きく感じると言えますが、音の大小にかかわらず、望ましくないと感じればそれはその人にとって「不快な音」なのです。

もともと聴覚過敏の傾向の方もいれば、「嫌いな女性の笑い声が大きい」という理由で不快に感じるという人もいるでしょう。

そして「女性が大声で笑う」ということ自体に不快感を感じる価値観の人も残念ながら存在します。

イメージを変えるというのは難しいことですが、「なぜ不快に感じるのか」をあなた自身の価値観の中で考えてみるのも、イライラを解消する糸口になるかもしれません。

もうイライラしたくない!どうすればいいの?


そうはいっても、ただ耐えてイライラを押さえ込んでおくのもストレスになります。

耳栓やヘッドホンという物理的な手もありますが家の外では難しいですよね。

対策をいくつか考えてみました。

①「声を小さくして」とお願いする

もし職場などで、その笑い声の主が知っている女性ならば、角の立たない形で注意してみるのも一つの手です。

直接的に「あなた(女性)の笑い声にイライラする」というのは問題になります。

実際には声のボリュームはそれほど大きくないのに、高い声だから聞こえすぎているという可能性も十分あります。

本人は「そんなにうるさくしていないのに」とムッとしてしまうかも。

「控え目にしてほしい」という思いを、あくまで友好的に伝えてみましょう。

うまく伝える自信がないのならオススメはできません。

同意見の仲間を探して一緒に伝え方を考えたり、上司に相談するのも良いでしょう。

②リラックスする

上で説明しましたが、「他人の笑い声にイライラする」ということは、あなたがストレス状態にあるということです。

仕事中や外出中は緊張しているのが当たり前と思うかもしれませんが、一時的なリラックスは効率アップにつながります。

軽く休憩をとったり、全く関係のないことに意図的に意識を向けてみましょう。

③一緒に笑う

こうなったら「笑い」の力を逆手にとって、存分に活用しましょう。

笑顔は作り笑いでもその健康効果が発揮されます。

無理にでも一緒に笑ってイライラする気持ちを吹き飛ばしましょう。

まとめ

・女性の笑い声=高音はより大きく聞こえる

・笑いは体にいいものだが、公共の場所では緊張を壊す

・イライラは個人の感じ方に左右される

・注意できないならリラックス&スマイルで乗り切ろう!

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