突き指でケガをしたわけでもないのに中指が痛い…なんてことありませんか?
ただ痛いだけの場合や、痺れるような痛みなどいろいろあると思いますが日常生活を送るうえで指が痛いと気になりますし不便ですよね。
原因がわからないとなると不安にもなりますし、病院に行くにしても何科に行けばいいのかわかりませんよね。
ここでは中指が痛くなる原因と対処法について紹介していきます!
Table of Contents
中指が痛む原因1:腱鞘炎(ばね指)
腱鞘炎と聞くと手首のケガというイメージが強いですよね?
私は学生時代にテニス部だったので初心者の頃は手首の腱鞘炎には随分と悩まされた覚えがあります…
ですが腱鞘炎というのは指にも起こりうる症状で発症しやすいのは中指なのです。
指の腱鞘炎は進行すると「ばね指」と呼ばれる症状になってしまいます。
症状の特徴としては、指を曲げたり伸ばしたりした時に痛みと共に引っかかるような違和感が挙げられます。
主な原因としては指の使い過ぎとされているほか、更年期女性や妊娠出産期の女性にも多く生じます。
治療としてはまず安静にすることが第一で、痛みがひどい場合は整形外科で受診しましょう。
中指が痛む原因2:ヘバーデン結節・ブシャール結節
中指の関節が痛いときはヘバーデン結節やブシャール結節である可能性があります。
特徴としてヘバーデン結節は第一関節、ブシャール結節は第二関節に痛みがあり、指が変形することが挙げられます。
どちらも主な発症原因がわかっていないのですが、40代以上の方が多く発症しています。
関節リウマチと似た症状のため心配されやすのですが全く違う病気で、リウマチの場合だと指だけでなく体のいたるところの関節にも痛みが生じます。
ですがヘバーデン結節とブシャール結節は指の関節のみの痛みで、基本的には放っておいても大丈夫な病気です。
それでもどちらか判断がつかない、放っておいたけど実はリウマチだったらどうしようと心配にもなりますよね。
その場合は迷わず整形外科を受診してみてください。
中指が痛む原因3:脳障害
痺れを伴う痛みの場合は脳障害が原因である可能性があります。
考えられる病気としては、
・脳梗塞
・一過性脳虚血発作
・脳出血
・脳腫瘍
などが挙げられます。
いずれも指先が痺れるような痛みが初期症状として現れ、そのほかに吐き気や嘔吐、頭痛、言葉がすぐに出てこないなどの症状も出てきます。
このような症状が出た場合はすぐに脳神経外科を受診しましょう。
中指が痛む原因4:糖尿病神経障害
糖尿病の合併症といわれていて、手足の指先に痺れを伴う痛みが生じます。
なぜ糖尿病神経障害が起きるのかはっきりとした原因はわかっていません。
放っておくと神経障害が進行し、神経の働きを失うだけでなく最悪の場合手や足を切断せざるを得なくなってしまうので発症した際はすぐにかかりつけの医師に診てもらいましょう。
ちなみに私の父は糖尿病のためこの合併症に苦しめられていましたが放っておかずに主治医に相談し、うまく血糖値をコントロールすることで症状を和らげることができました!
中指が痛む原因5:血行不良
冷えることによって血の巡りが悪くなり、末端である中指の先が痛くなることが考えられます。
特に女性は男性よりも血行不良になりやすく、その際に痛みを生じるので対処法としてはお風呂などで手をよく温めて軽くマッサージするのがおすすめです。
私は極度の冷え性で冬場は指先が痛くなることが多かったのですが、お風呂でのマッサージはもちろん、就寝前と起床後にハンドクリームを塗ってマッサージをすることで温まって指先の痛みが軽減しました!
中指の痛みまとめ
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腱鞘炎の場合はとにかく安静にしましょう。
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ヘバーデン結節、ブシャール結節は大きな病気ではありません。変形を気にしなければ日常生活を送るのに問題はありません。
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痺れを伴う痛みのほか吐き気や嘔吐がある場合は脳障害である可能性があるので早急に脳神経外科への受診を。
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糖尿病を患っている場合は合併症である可能性が高いのでかかりつけ医に相談しましょう。
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冷え性の方は温めることを意識しましょう。
痛みなら整形外科へ!
痺れを伴う場合、そのほか体に異常がある場合は脳神経外科へ!
と、おおまかに覚えておくといいですね。
ですがこれはあくまで目安なので自分でおかしいと思う症状が出た場合はすぐに病院、または信頼しているかかりつけ医に相談することが大事です。
早期相談することが病気やケガの早期発見につながります!