海外旅行でどこに行くにも気になるのが、その国のトイレ事情ですよね。
特にモンゴルでは草原に泊まることもあるので、心配に思っている人もいるでしょう。
キレイなのか、汚いのか?どうやって使えばいいのか?
今回はモンゴルのトイレ事情を、場所別に解説していきます。
これからモンゴルに行く人、次の旅行にモンゴルを検討している人は必見です!
Table of Contents
ウランバートルのトイレ事情
持って行くもの
・ポケットティッシュ(必須)
・ウェットティッシュ/除菌シート(あると心強い)
ウランバートルは、モンゴルの首都。
最近ではキレイな商業施設や高いビルが建つようになり、首都らしさもアップしました。
そんなウランバートルを観光中に、トイレに行きたくなったら。
デパートやカフェ、ホテルのトイレを使うといいでしょう。
日本と変わらず、洋式の水洗トイレを使うことができます。
基本的に、トイレットペーパーは置いてありません。
新しいデパートやホテルならあるかもしれませんが、「あればラッキー」くらいに思っておきましょう。
キレイか汚いか…これは何とも言えません。
東南アジアもそうですが、モンゴルのトイレでもトイレットペーパーを流すことは厳禁。
トイレットペーパーは、備え付けのゴミ箱に捨てます。
このゴミ箱がいっぱいになって溢れていたり、トイレットペーパーが床に散らばっていることがあるかも。
ですが使えないほど汚いということはありませんよ。
トイレのドアをふと見ると、「便座にまたがらないで下さい」という張り紙があったりします。
たまにいるみたいですね、洋式の便座に土足であがり、しゃがんで用を足すという人が。
個室のドアを開けたら、まず便座が汚れていないかを確認してください。
もしも汚れていたら、ウェットティッシュなどで拭き取ってから使いましょう。
草原のゲルのトイレ事情
持って行くもの
・ポケットティッシュ(必須)
・ウェットティッシュ(手拭用)
・小さいビニール袋(女性で必要のある人)
・懐中電灯など(使うことがあるかも)
ツーリストキャンプに行く人は、特に心配はありません。
水洗のトイレが用意され、紙も備え付けられているところがほとんどです。
問題は、遊牧民のゲルに体験ホームステイなどをする人。
観光客を宿泊させるということで、ある程度整ったトイレ環境を用意しているところもあります。
ですが、期待は禁物です!
遊牧民のトイレは基本的に、大きな穴を掘ってその上に板が渡してあるというだけのもの。
ホームステイを受け入れているゲルなら囲いはあると思いますが、3方向だけのドアなしというスタイルが主流です。
「丸見えじゃん!」と思うでしょうが、そもそも人が通ることは稀。
見られる心配は、それほどないと思います。
使い方は、とても簡単。
用を足したら、紙を穴に捨てるだけ。
女性で必要のある人は、小さいビニール袋に入れて後でゴミ箱に捨てましょう。
さて、ゲルのトイレで気をつけたいのが、ポケットの中のもの。
穴に落としてしまっては…諦めるしかありません。
大事なものは落ちないような場所に入れるか、外に置いておくといいですね。
それから、ゲルのトイレには電気はありません。
夜にトイレに行きたくなったら、懐中電灯が必要になります。
ですが夏のモンゴルは9時頃まで明るいので、そこまで気にしなくても大丈夫かも。
月が出ていれば、月明かりだけでも十分です。
私はこのタイプのトイレに遭遇したことはありません。
ですがひとつわかるのは、絶対に下を見てはいけないということ。
壁のないほうに顔を向けていれば、ニオイも多少は和らぐのではないでしょうか。
モンゴルのびっくりトイレ常識
私がモンゴルに住んでいたのは、10年近く前。
その頃のウランバートルにはまだ新しく建つビルもなく、ファストフードやカフェもありませんでした。
そんなウランバートルの街中で私がよく目にしたのは、野トイレをするモンゴル人の姿。
男性はもちろんですが、成人女性もしているのにはびっくり。
しかも、その隣には恋人らしき男性が…ショックでした。
トイレの個室に、女性が2人で入ることもあります。
この件については、いろいろなモンゴル人に意見を聞きました。
するとほとんどのモンゴル人が「問題ない」と回答。
「ひとりで入るのは寂しい」「用を足している間も話をしたい」とのこと。
10年経った今では、モンゴル人のトイレ常識も変わっているかもしれません。
ですがもしも見かけたら、あまり注目しないようにしてくださいね。
まとめ
・ウランバートル市内なら、トイレットペーパー以外は問題ない
・遊牧民のゲルに行くのなら、それなりの準備と覚悟が必要
・モンゴル人のトイレ常識は私たちと異なることも
遊牧民のゲルにホームステイする人意外、さほど心配はいりません。
もしもトイレがちょっとくらい汚くても…そんなことは、雄大な草原の前では小さい問題です。
ですが、備えあれば憂いなし!
持っていきたいものはかさばる物ではないので、きちんとバッグに入れておきましょう。