トクホ(特定保健用食品)はコンビニやスーパーではよく見かけますが、100円ショップにも売っているのでしょうか?
というのも1商品開発するのにも他の飲料水に比べて莫大な費用がかかっているため、100円ショップのような安いところでも売っているのか気になりますね。
今回はそもそもトクホって何?費用の事情や100円ショップにも売られているのか調べてみたました。
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トクホ(特定保健用食品)って何?
CMでも「トクホのお茶」というのは話題になっていますね。
「健康的なお茶なのかな?」と考え至っても、他のお茶と比べてどんな効能があるのか気になりますね。
トクホマークがついているお茶は「政府の期間である消費者庁が認めていますよ」という意味です。
消費者庁によるトクホの説明としては「特定保健用食品は、食品の持つ特定の保健の用途を表示して販売される食品です。特定保健用食品として販売するためには、製品ごとに食品の有効性や安全性について審査を受け、表示について国から許可を受ける必要があります。」(消費者庁HP『特定保健用食品とは』より抜粋)とのことです。
砕いてまとめると「具体的な効果があり、有効性や安全性を消費者庁が認めている飲料」ということでしょうか。
商品パッケージの表示にもありますが、国がお墨付きを与えているわけではなく、トクホは消費者庁長官により個別表示を受けたものになります。
あくまでも1企業が科学的データに基づいて自己責任で販売している商品という意味です。
また、トクホは医薬品ではありません。
医薬品は「この薬は血圧を下げる効果があります」「中性脂肪がつかない」など具体的に名言できますが、トクホは医薬品ではないので「血圧が気になる方に」「血中中性脂肪が上昇しにくい」など曖昧な表現しかできません。
「治療」「治る」「予防」「改善」「病気」「疾患」「増毛」「美白」など医薬品でよく見る表現はトクホでは禁じられています。
そのため漢方や薬とは異なり、健康な人が飲むことを前提につくられています。
もちろん即効性はないので「日々、より健康なものを飲みたい」という方におすすめです。
100円ショップにトクホはあるの?
導入にも書きましたが、トクホの開発には莫大な費用がかかります。
1商品につき最低数千万円かかり、成分や機能によっては億単位で開発費用がかかっているといわれています。
商品開発以外にも商品のデータや飲食したデータの作成、提出などもしなければなりません。
しかしそれだけでもかなりの期間もかかりますのでそういった認定にかかる費用も上乗せされているためトクホは他のものに比べると高いんですね。
しかしそんなお高いトクホも100円ショップのダイソーで売っているようです。
100円ショップで売っているトクホは「黒豆黒茶」「カテキンジャスミン茶」の2種類のようです。
350mlなのでやはり500mlなどはコストを考えると販売が難しいのかもしれませんね。
値段が安いといえば業務用スーパー。
コンビニやスーパーでは500mlのトクホはだいたい160円前後が多いですね。
業務用スーパーを調べてみましたらトクホの飲料は24~48本箱買いしかないようでしたが、24本入りで5000円程度。
単品で計算すると200円を超えてしまうので、業務用スーパーは意外にもコスパが悪いようです。
トクホはどんなものがある?
トクホはお茶だけしか知らない方も多いかと思いますが、実は炭酸飲料やコーヒー、ジュース、青汁、酒などもあります。
お茶をとってもティーパックのものや粉末タイプのものも。
飲み物以外にもパンや菓子類、即席みそ汁、乾燥スープ、ヨーグルト、ガム、調味料などもあるようです。
またトクホの飲料・食品でもさまざまな効果があります。
消費者庁により認められていて、トクホが表示できる効果は「お腹の調子を整える」「コレステロールが高めの方に適する」「食後の血糖値の上昇を緩やかにする」「血圧が高めの方に適する」「歯の健康維持に役立つ」「食後の血中中性脂肪が上昇しにくいまたは身体に脂肪がつきにくい」「カルシウム等の吸収を高める」「骨の健康維持に役立つ」の8種類です。
好きな飲み物で選ぶのではなく、自分の身体の調子によって選ぶと効果的ですね。
まとめ
・トクホは消費者庁に認められた保健用食品
・ダイソーに「黒豆黒茶」「カテキンジャスミン茶」が販売されている。
・開発費用と認定のリスクが高いため、トクホはお高め。
トクホは飲料だけでなくその他食品にもさまざま展開しているんですね。
消費者庁から認定を受けているということで、それらに含まれる成分への信頼性が高まりますね。
ぜひ自分の体調に合わせてトクホを買ってみてください。