先日私が友人と遊んでいる時、彼女にとある男性からLINEが来ていました。

 

人といるときに携帯をあまりいじるのは失礼と考えている彼女は、軽く内容を確認したところ、どうやら急ぎの連絡ではなくただの雑談だった様子。後で返信をすることにし、既読だけつけた状態にしておきました。

 

そのあと私とも別れ、今日の出来事をTwitterに投稿し、いざ先ほどの男性に返信しようとしたところ、「なんでLINEは既読無視なのにTwitterは更新しているの?」との連絡が。

 

彼女は「なんでそんなこと言われなきゃいけないの?というかTwitterを監視されているみたいでなんだか嫌。」と、その男性をけちょんけちょんに言い、とても気持ち悪がっていました。

 

これってSNS時代にありがちなことだと思いますので、両者の心理について解説していきます!

既読機能は何のために?

この男性に限らず「既読がついたのに返信がこない!」と怒っている方は珍しくありませんが、そもそもLINEの既読機能とはどうしてできたのでしょうか?

 

きっかけは、2011年3月11日の東日本大震災のことです。電話は繋がらず、メールは返ってこない。自分の大切な人の安否が分からないというのは、ものすごく不安で心配なことでした。

 

そこでせめて相手が自分のメッセージを読んだかどうかだけでも分かれば、ということで開発されたのが「既読機能」です。

 

つまり、元々は非常時のためのものだったのです。

 

それが今や「既読スルー」という問題にまで発展し、人間関係をゆるがすものになっています。この機能の本質は何なのか、今一度考える必要があると思います。

「Twitter見てるなら返信しろよ」

既読スルーに怒る人々の気持ちを一言で代弁してみました。私も気持ちは分からないでもないです、なんだか自分が蔑ろにされている気がしてムカつく時もあります。

 

この「蔑ろにされている気がする」というのがポイントで、先ほどの男性のような方たちは、 自分の連絡よりもTwitterの方が大事かのように扱われた気がしているのだと思います。

 

しかしこれって、よくよく考えたらとても心が狭くないでしょうか?

 

内容にもよると思います。例えば仕事のことや、そうでもなくても急用だった場合。これはたしかに呑気に相手がTwitterを更新していたら怒るのも無理はないでしょう。

 

ただ「今何してる〜?(^^)」のような雑談だった場合。これ、本当に今すぐ返信が必要ですか?

 

相手が今誰といるか、何をしているかわからないのに、ただの友人にそんなに執着して怒る必要はどこにあるのでしょうか。

恋人の場合、話は変わる

ここまで既読スルーに怒る人々について心が狭いだの何だの言ってきましたが、恋人の場合は全く話が変わります。

 

雑談だろうがなんだろうが、LINEに返信せずTwitterに投稿しているような人が何を考えているのか、私にはさっぱり理解できません。

 

相手がメンヘラで連絡頻度が異常ではない限り、恋人の連絡を最優先すべきだと思います。

 

もちろん「どんな時でもすぐに連絡せよ」ということが言いたいのではなく、「Twitterを見ている時間で恋人に連絡を返せよ」という話です。

 

これはどう考えても連絡を返さない方が悪いので、けちょんけちょんにしてやりましょう。

何故LINEはスルーでTwitterは更新?

LINEというのは相手の会話のキャッチボールですが、Twitterは言葉の壁当てです。一方的に自分が言いたいことを言うだけなので、気楽さが段違いなのです。

 

LINEよりもTwitterを更新しやすいという理由はそこにあります。

 

だからある意味では、気を使うべき相手と考えているからこそ、LINEよりTwitterを優先しているのかもしれません。

 

いずれにせよ、連絡の内容が緊急でない場合・関係性がただの友人の場合はそこまで怒る必要はないのではないでしょうか。

まとめ

 


  1. 既読機能は東日本大震災をきっかけに生まれたもので、そもそもは相手の安否確認のためにあるもの。それが「既読スルー」という問題にまで発展した。
  2. その返信は今すぐ欲しいもの?ただの雑談で怒るのは心が狭い。
  3. 恋人の場合は話が全く変わる、TwitterよりLINEの返信を優先すべき。
  4. LINEは相手との言葉のキャッチボールであり、相手に気を使う必要があるため、Twitterの更新を優先する。

 

「相手がTwitterを更新している!」と怒る前に。

 

本当に自分の連絡には今すぐ返信が必要だったのか、それを相手に伝えることによって今後関係性がどう変化していくのか、まで考えたいところです。

おすすめの記事