タイに旅行中、急にかゆくなった。何の虫に刺されたかわからない、虫さされの痕ができている。
日本なら「蚊に刺されたのかな」と思うような虫さされも、気候の違うタイではちょっと心配ですよね。
タイに旅行に行く前に、この記事の内容を頭の片隅に入れておいてください。
いざというときに、きっと役に立つはずです。
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タイには日本にはいない虫がいる?
蚊は日本にもいますが、タイで蚊に刺された人は口をそろえてこう言います。
「日本の蚊より、かゆい!」と。
それ、もしかしたら蚊じゃないかもしれませんよ。
蚊に刺された時よりもかゆくて、痕も大きく、赤く腫れている場合。
それは、「サンドフライ」の可能性があります。
「フライ」という名前なのでハエの仲間ですが、日本語で言えば「ブヨ」です。
実は私、このサンドフライの存在を初めて知りました。
もちろんブヨは知っていましたが、日本ではあまり刺されることもなかったので…
そう、タイでは日本では刺されないような虫に刺される可能性があるのです。
タイでは虫に刺される確立が高い?
他にもタイでは、ダニやノミ、南京虫(トコジラミ)、ムカデやアブに刺される可能性があります。
蟻に噛まれる、なんてこともあるかもしれません。
1年中暑い気候のせいか、日本にいるよりも虫に刺される機会が多いような気がします。
特にチェンマイやチェンライでトレッキングに参加する人は要注意!
バックパッカーが集まるゲストハウスに泊まる人も、南京虫の被害が広がっているようです。
でも虫さされって、出来た後に気付くことがほとんどですよね。
だいたいの場合、何の虫に刺されたかわからないことが多いもの。
そんな虫さされの痛みやかゆみ、放っておくと大変なことになるかもしれません。
キチンと対処して、治しておくことをお勧めします。
症状の軽い虫さされなら
タイは「医者要らず」と言われるほど、薬局で何でも手に入ります。
お医者様に見てもらうほどではない、というときは、薬局で薬を選んでもらいましょう。
刺された痕を見せれば、それに合った薬を出してくれるはず。
かゆかったり痛かったりする場合は、「カン(かゆい)」「ジェップ(痛い)」と言ってください。
タイの薬はそんなに高くないので、予算が心配な人でも安心です。
ですが、配合成分がちょっと心配。表記もタイ語で読めないし…
そんなときは、インターネットで検索してみるといいでしょう。
日本で海外の薬を売っているサイトを知っていますか?(違法かもしれませんが)
そういったサイトで売られている薬は、タイのものが多かったりします。
有効成分や使い方、効能や副作用までがキチンと日本語で書かれているので、薬の詳細が知りたいときにはとっても便利です。
私は薬局で薬を紹介されたとき、必ず検索するようにしています。
今までヒットしなかった薬はないほど、情報も豊富ですよ。
痛みや赤みのある虫さされなら
かゆさが尋常じゃない、痛みがあったり赤く腫れたりしている場合は、お医者様に見てもらうのが一番。
毒のある虫に刺されていた、なんて場合もありますからね。
海外旅行保険に入っていれば、キャッシュレスで診てもらうことも可能。
海外旅行保険の現地連絡先に電話をすれば、日本語の通じる病院を紹介してくれます。
もしも処方された薬で足りなそうな場合は、薬局で買い足しておきましょう。
日本では同じ薬が手に入らないこともあるので、タイにいる間に買っておくといいですよ。
虫刺されによる二次被害にも注意!
ただ蚊に刺されただけ、放っておいても大丈夫。
そんなときでも、気をつけることがあります!
それは、傷が化膿してしまうこと。
虫に刺された痕や掻いて出来た傷口から、細菌が入り込んでしまうことがあります。
特にタイは、日本に比べると清潔とは言い難いですからね…
私も2回ほど、傷口の化膿を経験したことがあります。
傷が化膿してしまうと、抗生物質を配合した塗り薬では効かなくなることも。
タイの薬局では抗生物質の飲み薬も買えますが、自己判断ではちょっと心配ですよね。
結局、病院に行くことになってしまいます。
虫さされがかゆかったら、掻かないようにすることが大事。
傷を広げないよう、注意をしてくださいね。
まとめ
・タイでは日本にいないような虫に刺されることも
・ゲストハウスに泊まる人やトレッキングに行く人は要注意
・症状が軽い場合は、薬局で薬を買ってもよい
・かゆみがひどかったり、痛みがある場合は病院にかかろう
・傷が化膿してしまわないよう、注意が必要
日本では虫さされに注意するのは夏くらいですが、1年中暑いタイでは年間を通して虫に刺される可能性があります。
痒くなると不快だし、痕にも残るのでいいことはありません。
刺されないように前もって、服装にも注意をしたいところですね。